テニスATPツアーが幕を開けています。 1月4日からは、錦織、フェデラーが出場のブリスベン国際に加え、ジョコビッチが出場しているカタールOP、ワウリンカが3連覇を目指すチェンナイOPも開幕しました。                ブリスベン国際には、錦織のほかに、西岡良仁(117位)も、予選から勝ち上がって本戦出場をはたしています。 その予選では、81位のE・ガルビス(ラトビア)を破っています。ガルビスは膝の怪我で悩まされている選手ですが、元トップ10プレイヤーです。2014年の全仏では、準決勝まで進むなど、ビックサーブ、パワーを活かしたストローク力を武器に、本来の実力を発揮できれば、トップ選手も脅かす力を持っています。 2015年も、無類の強さを誇ったジョコビッチからマスターズ(カナダ)の準々決勝で、マッチポイントを握って追い詰めた試合もありました。このところ低迷気味ですが、実力があるガルビスを破ったのは、西岡にとって大きな自信になったと思います。                                           20歳と若い西岡ですが、今年はATPツアーレベルで、結果を出していけば、飛躍のきっかけになる年になるかもしれません。 現在は、ランキングでトップ100を切ったダニエル太郎と切磋琢磨している状況ですが、この二人は、2015年のデビス杯のコロンビアとのプレーオフで、日本代表にも選ばれています。 西岡はデビス杯では、ダブルスに出場しました。鋭いリターンを見せていましたが、サーブを狙われて、敗れています。 また、西岡は2015年の全米OPでは、元12位のP・H・マチューに勝って、四大大会の本戦初勝利もあげるなど、結果も出てきています。 171㎝と小柄な選手ですが、勝気な性格で、粘り強いストローク、スピードあるフットワークを武器としています。 今年の日本選手の若手の中では、ダニエル太郎と共に、西岡も注目したい選手です。 ちなみに、錦織がプロになる基礎を作ったIMGアカデミー出身の選手です。(シャラポワなども輩出しているアメリカのテニスアカデミー)。                                              その西岡は1回戦で、フランスのルーカス・プイユ(78位)と対戦しました。21歳のプイユと、20歳の西岡は同世代対決で、初対戦となりました。結果の方は6-4、3-6、5-7となり、西岡が逆転負けを喫して、残念な結果になりました。                                            そして、錦織圭ですが、2回戦から登場となります。対戦相手は、イストミン(61位)VSククシュキン(65位)の勝者となります。イストミンとはATPツアーで初対戦、ククシュキンには錦織が4勝0敗としています。 追記:ククシュキンが2-0でストレート勝利した結果、錦織の2回戦の対戦相手になりました。