ロンドンが終わり今年のスケジュールが全部終わりました!!
やはり1年が過ぎるのは毎年早いです。

ロンドンではグループを突破することはできませんでしたが、いい試合ができ、自信を落とすことなく来年を迎えれるので良かったかなと思います。
1試合目のジョコビッチ戦は久しぶりにこてんぱんにやられましたね。
自分が最悪だったわけではないのですが彼が強すぎました。
ジョコのディフェンス力は異常なほどでした。
自分が攻めてる、次は浅いボールがくるっ、と思っていても鋭い球で返してきます。守りながらも攻撃してくるところが彼を崩せない一番の要因です。
この試合では自分のサービスが全く入らなかったのでキープするのが大変でした。
自分のサービスゲームなのにどのポイントもラリーが長くなり、1ポイントを取るのがほんとに大変だった。
プラスツアーの中でも1番アンフォーストエラーの数が少ないので崩すのが本当に難しいです。
なのでほぼいいとこなしの1試合目でした。
パリでも試合数をこなせてなかったので出だしの1戦なので最低でもいい試合はしたかったですが次に不安が残る1戦でした。
でもこのあと2試合を戦うにあたって一生懸命考えました。
普通大会で負けたら次の試合はありません。なので負けながらも悔やんでるヒマはなく気持ちをポジティブに持っていくことだけを考えてました。
自信を得れたのは日々の練習です。
パリのあと怪我もありましたが試合前の数日はしっかり練習ができ自信がみなぎってました。
なんで練習の時はあんなに調子良かったのに...とも思いましたが悔やんでても仕方ないので
自分の調子は悪くないんだと言い聞かせました。
あと自分のモチベーションビデオとかも見たりしていい時のテニスを必死にイメージしてました。
その甲斐もあり次のベルディヒ、フェデラー戦は納得のいくテニスができました。

ベルディヒ戦は1セット目すごく集中できていてラリー戦のタイミングが合うのか球が良く見えてました。
浅いボールの対処が得に良かったですね。よく攻めれてたと思います。
2セット目の2−1からこんなにも流れが変わってしまうのか。っていうぐらい彼のペースになってしまいましたが
ファイナルは集中力を取り戻し3−3で苦しい場面をキープしながらも最後は長いラリーにくいついて彼のミスを誘えました。

最後のフェデラー戦は負けてやっぱり悔しかったものの1年の最後の試合としては完全燃焼できました。
久しぶりの対戦で試合前は少しナーバスになってました。
彼との対戦ではワクワクしかないものの、この試合に負ければグループ敗退だし彼の展開の早いテニスを封じるためには彼が攻めてくる前に決めるか、ディフェンスが常に深いボールでなきゃいけません。
そんな彼の偉大さを少しオーバーに考えてました。
でも試合前にそういう風に考えてる自分を冷静に判断できてたっていう面では意外と冷静だったのかな。

試合が始まるとコートが遅いのでそこまで展開の速さは感じなかったんですが緩急のつけかたや左右にコースチェンジする能力がやはりすごかったです。
そして攻めて欲しくない時に必ず攻めてきます。
どのセットも先にブレークを許し2セット目なんかは1−4ダウンでした。
でも諦めきれない自分がいたので1ポイントずつしっかり希望を信じてプレーしてました。
というのも1セット目もそうでしたがブレークするとすぐブレークバックできたりします。
彼の他の試合を見ててもそういの展開は少なくありません。
なので彼にスキができるのを信じてリードされても諦めず戦いました。
そして4−4まで追いつくことができ、ここらへんは無心にプレーしてたのもありリスクをおかしながらもとてもいい球の選択ができてました。
無理しすぎず自信を持ってプレーしてた。
彼のサーブで30−30でリターンギリギリ返したがネットギリギリに入り相手のミスになりました。
流れがきてる時ってこういうラッキーも自分のほうに傾くんですよね。
ここもブレークして1−4から5ゲーム連取で6−4でとりました。
ファイナルも1−4スタートでしたが追い上げることができましたがその時点で自分のほうに体力、メンタルが削られてたので
最後の集中力の差が数ポイントでてしまい、負けてしまいました。
どのセットも追い上げる展開だったのでほんの少しの気持ちの余裕が彼にはまだ残ってていい選択が僕よりできてました。

でもさっきも言いましたが負けはしたものの得たものは大きかったです。
たぶんこのロンドンでいい試合ができなくて全部の試合負けてたら来年に引きずってたと思うので。

今年はこのロンドンに2年連続出れてトップ10もキープできて少しずつですが強くなっているはずです。
こういう1年の積み重ねでいつか大きい結果もついてくるでしょう。
来年はもっといい1年になるように頑張ります!