バレンシア・オープンに予選から勝ち上がって参加しているダニエル太郎(120位)が、1回戦を見事に突破しました。 対戦相手はポーランドのミハル・プシシェズニ(167位)でしたが、4-6、7-6 、6-3と逆転勝利をおさめています。                                               太郎同様に予選からの本戦進出となるミハル・プシシェズニと、初戦で当たったのは大きいと思います。しかし、それを活かしたダニエル太郎も見事でした。 太郎は今季、ATPツアー本戦で未勝利だったので、大きな1勝となりました。この勢いをもって、2回戦にものぞんでほしいと思います。                                               その2回戦の対戦相手ですが、第6シードのギリェルモ・ガルシア=ロペスとなりました。今季はATP250の大会で、2勝を挙げている強豪です。今季はチリッチ、モンフィス、コリッチ、アンダーソンなどにも勝利している相手なので、厳しい戦いとなります。過去には1位の時のナダルを破ったことがあります。                                            タイプとしてはストローカーで、長身を生かした長いリーチを武器に、粘り強く返してくるタイプです。そういうところは、スペイン勢らしいですが、地元ということもあり、気合も入っていると思います。                                           一方の太郎もバレンシアのクラブを拠点にするなど、慣れ親しんでいる場所での大会です。太郎もタイプ的にはスペイン育ちらしく、粘り強いストローク、スタミナが武器になっています。 まだ、パワー不足で、190㎝の身体を活かしきれていないのがもったいない感じがする選手でもあります。ただ、ストロークが伸びてくると、得点パターンに持って行けるので、トップ選手の壁に挑戦してほしいと思います。