こんばんは!上海の準々決勝、準決勝の振り返り・・のつもりだったのですが、ここでちょっとツアーファイナルに向けてのランキングを見ていきたいと思います。そろそろ気になるところですよね。twosetdown様が既に細かく計算して下さっていますが、私も行ってみました。 因みにこのタイミングでやるのは早くて明日(日付変わって今日ですね)、ナダルとベルディヒのファイナルが確定する可能性があるからです。今日ナダルが勝っていると確定でしたが、ツォンガが勝ったため明日まで持ちこしとなりました。それでも99.999・・ラインまで来ています笑。 それでは見てみましょう。 これはフェレールと9位以下の選手たちのこれから稼げるポイントの表となっております。一番重要なのは黒字の部分で、これが今年最大で稼げるポイントとなります。同大会に出場しているなど、同時に起こり得ないものもあるので、横に書いてあるランキングなどはあまり気にしないで下さい。あくまで個々の選手がどれだけこの後のシーズンで稼げるかを表したものになっています。 このうち変動する可能性があるのが上海で決勝に進んだツォンガで、優勝すれば最大で4400p、準優勝なら4000pということになります。このため現時点で4330p稼いでいるナダル、4280p稼いでいるベルディヒはツォンガが準優勝だった時点で、9位以下の選手がもう抜くことができないのでツアーファイナルが確定となります。 錦織についても考えてみましょう。錦織のレースポイントは現在3945pです。バーゼルでポイントを増やせず、パリで初戦敗退だと仮定すると3955pとなり、他の選手の結果次第でまだ9位以下の可能性があるため上海終了後には確定することはできません。 ではどういう成績を残したら錦織のポイントを抜く可能性があるのか調べてみました。以下錦織が3955pでシーズンを終えたと仮定して話を進めます。ポイントを稼げれば条件は楽になります。 (※ところでラオニッチですがウィーンの棄権が発表されたので、どんなに頑張っても錦織のポイントを抜くことはできなくなりました。やはり体調の問題なのでしょうか・・少し心配ですね・・。早く良くなってほしいと思います。) ☆フェレール ウィーン優勝、バレンシア優勝、パリ優勝 ウィーン優勝、バレンシア優勝、パリ初戦敗退(つまりパリは初戦敗退でも3955pを超えることができるということです) ウィーン優勝、バレンシアF以下、パリ3R以上 ウィーンF、バレンシア優勝、パリQF以上 ウィーンF、バレンシアF以下、パリSF以上 ウィーンSF以下、バレンシア優勝、パリSF以上 ウィーンSF以下、バレンシアF以下、パリF以上 ☆アンダーソン ウィーン優勝、バーゼル優勝、パリ優勝 ウィーン優勝、バーゼルF、パリ優勝 ウィーンF、バーゼル優勝、パリ優勝 ☆ガスケ ストックホルム優勝、バーゼル優勝、パリ優勝 ストックホルムF、バーゼル優勝、パリ優勝 ☆イズナー ウィーン優勝、バーゼル優勝、パリ優勝 ☆ツォンガ ※上海準優勝の場合 ウィーン優勝、パリ優勝 ※上海優勝の場合 ウィーン優勝、パリ優勝 ウィーンQF以上、パリ優勝 ウィーン優勝、パリF ツォンガが上海準優勝の場合、フェレールを除いた9位以下の選手が錦織を抜くにはパリ優勝が必須条件なので、錦織が9位になるとするとフェレール+誰かということになります。なので例えばアンダーソンとガスケに抜かれて9位になりました、ということは起こりません。 唯一ツォンガが上海優勝時の場合、ツォンガがパリ準優勝でも錦織を抜ける可能性があるので、例えばアンダーソンとツォンガに抜かれて9位に落ちるみたいな場合があります。もちろん条件はかなり厳しくはなっています。 こうやってみるとフェレールはかなり錦織を抜ける条件がありますが、その他の選手は出場大会全てで優勝ないしは準優勝が必須という条件になっています。バーゼル、パリ共に結果を残せなかった場合でも8位通過の可能性が高いと思われます。 さて、ファイナルに向けてのデータを見てきました。ナダルとベルディヒの確定がかかる明日の決勝ではジョコビッチとツォンガが対戦します。ジョコビッチはマレーに対して圧倒的な試合運びを見せました。 フルセットの試合を何度も乗り越えながら昨年トロント以来のマスターズ決勝まで勝ち上がってきたツォンガが、絶好調ジョコビッチにどこまで立ち向かえるか。BIG4対非BIG4のマスターズ決勝はモンテカルロのジョコビッチVSベルディヒ以来となります。楽しみな一戦となりそうです。