キリオス選手との第1セット、5-0になった時点で「こりゃ厳しいな~」と。第2セットも勢い的にはキリオス選手が押していた感じがしましたが、判定を巡って勝手にイライラしだして 第10ゲームにラブゲームでブレイクした錦織君がタイに戻しました。ファイナルセットになって、お互いに良いプレーも見れましたが、集中力が落ちてきたキリオス選手を最後抑えて 錦織君の勝利となりました。   この試合は、なんと表現したら良いのでしょうかね?ダブルフォルト3つで最初のブレイクダウンから始まって、あっという間に1セット落とし。一進一退の攻防の中、キリオス選手の素晴らしいプレーもありながら、何となく自滅しての2セット目。ファイナルがやっとテニスらしい時間になって、何とか勝利。結果として勝利で終わって良かった~って所でしょうか。   さて、全米OPでペール選手に初戦敗退後、デビスカップ2勝を挟んで、楽天OPでのSFで再びペール選手に敗退。そして昨日のキリオス選手にも苦戦。何だか いろんなブログや掲示板を見ても 悲観論が多いな~と まるで錦織君の実力が突然ランキング20位以下になってしまったと思わせる程の。でも 実際そうでしょか?? 僕は全く違うと思います。たまたま調子の良い選手に負けたのが 全米OPの初戦だっただけで 錦織君自体は何も変わっていない。と思います。なぜ 1試合負けただけで あそこまで悲観的になるのか分からない程でした。そりゃ活躍を期待していたGSですし、錦織自身も全米での活躍を念頭に練習に励んでいたでしょうから ショックは大きかったかもしれませんが、なぜ応援している我々の方が勝手に「もうダメだ」との烙印を押せるのが不思議でした。これにプラスして、ペール選手に対しての連敗ですから、この時はブログなどどこも見ませんでしたw   冷静に思い出してほしいのですが、楽天OPもかなり厳しい試合が続いて、何とか勝利したという感じだったのは間違いありません。ですが、僕が思うにドロー運が最近悪くてきつい相手ばかりを引いてるせいだと思っています。昨日の苦戦も、毎試合心配される立ち上がりの悪さというのもありますが、対戦相手が将来有望なキリオス選手。じっくり見ましたが、やはり只者ではないと思いました。メンタル・集中力を鍛えたら直ぐにでもトップ10が見えてきそうな気がします。楽天OPも、初戦は今売り出し中のチョリッチ選手。2戦目はメンフィスでも苦戦したクエリー選手。そして3戦目が言わずと知れたチリッチ選手。そんな選手達に内容はともかくきっちり勝利してるのだから問題はないですよね?まぁ若干モチベーションも下がってスランプ気味なのかな?とも思いますが、誰だってそんな時期あります。フェデラー選手だって初戦敗退しました。そのお蔭で厳しかった今回のドローもベスト4も視野に入りますし、セミファイナルも比較的楽な相手が予想されます。というか、バウリンカ山の厳しいことw残ってるのが、バブリンカ・ナダル・ラオニッチ・チリッチ。この組が準決勝・決勝でも可笑しくない位の豪華メンバー。ここで疲弊した人とのセミファイナルはチャンスありますよ。そしたら決勝で待つのは、現ナンバー1とナンバー2との死闘を繰り広げて勝ち上がって来た方です。何だか頂きが見えて来たような。   という訳で、あまり悲観的にならず、一戦一戦・まずは今日の対アンダーソン選手戦を一生懸命応援しましょう~!!という記事でした。