こんばんは。 全米OPもすでに3回戦に入りました。 今日もすでに試合が進行していますが、 ひとまず32強が出揃った昨日までを振り返っていきます。 サブタイトルはフェデラーとヒューイットの事です。 これが書きたくてこの記事投稿してます。 ご存じの通りフェデラーは盤石の勝ち進みで3回戦に駒を進めた一方 ヒューイットは昨日フルセットの末同郷の後輩トミックに惜しくも敗れました。 2セットダウンから盛り返し、MPまで握った激戦で 最後はトミックも脚を痛め動けず、しかしヒューイットも満足なフットワークではない 死闘となりましたがわずかにトミックに軍配が上がりました。 ヒューイットは来年の全豪での引退を表明していますので これが彼の全米ラストマッチとなったはずです。 彼らしい粘り強く観る者を熱くする素晴らしい試合内容だったことはもちろん かつて覇権を競ったフェデラー戦が同時進行だったのが何とも言えない縁を感じました。 予定時刻からのずれもあるので正確にはわかりませんが、 本来だと2時間も遅れて始まるフェデラー戦(わずか80分ほど) が終わってもヒューイットの激闘はまだまだ終わらずオージー集団の 賑やかな声援も相まってグランドスタンドの盛り上がりは最高潮でした。 しかし結局ヒューイットは敗れ、最後の全米は2R敗退です。 文字だけで見れば何のことはありません。 それでも私は画面越しとはいえこの試合を観られて 本当に良かったと心の底から思いました。 晩年のヒューイットはランキング失い…いや晩年どころではないですね。 彼は2005年(当時24歳)を最後に年末TOP10に入ることはありませんでした。 端的に言えばフットワークがよくリターンに定評のあった早熟選手です。 それでも彼はこの年齢までラケットを置かず、全豪を中心に時折GSを沸かせ 昨年はツアーでも2勝をあげる持ち前の勝負強さを見せてくれました。 同じ年のライバルフェデラーがまだまだトップレベルで戦っていることを 考えれば寂しさも物足りなさもないわけでありません。 しかし、いまだに新たな戦術を模索しながら進化するフェデラーに頭が下がるのと同じように、 燃え尽きるまで愚直にその一球に食らいつく自分のスタイルを変えず 戦い抜いたヒューイットにも同じくらい心を打たれました。 あっさりと3回戦に進んだフェデラー、一方もはやお馴染みのフルセットを戦い抜いたヒューイット。 彼らのそれぞれの輝きはこれからも色褪せることは決してないでしょう。 やんちゃなオージー集団をしっかり監督すること。 まだまだトップレベルで戦い続けること。 2人にはこれからもたくさんがんばってもらわねばなりません。 少し2人の事を書きすぎました。。 全体も振り返ります。 2Rまでで消えたシード選手は順不同で、 錦織、ジャックソック、モンフィス、シモン、ディミトロフ、カルロビッチ。 下位シードもよく頑張り波乱は少ない出だしです。 ただ猛暑もあり棄権者続出の厳しい大会ともなりました。 女子は結果も大荒れです。 ここまでを見て順調そうなのは、 やはりジョコビッチ、フェデラー。 他ではベルディヒ、ツォンガあたりですね。 フェレールがかなりやれているのがうれしい限りです。 あとガスケは次が手負いのトミックです。 初戦もコキナキスの痙攣に救われたのでツキがありますね。 まぁトミックが回復する可能性もありますが、脱水などの症状ではなく 左足が上から下まで限界そうだったので厳しいと思っています。 マレーは2Rでの大苦戦がどこまで響くでしょうか。 試合中も苦悶の表情を浮かべていたので心配ですが、 普段から表情は険しいほうなので何とも言えません(笑) 最後に、穿った見方にはなりますが、 コキナキスの痙攣、トミックの故障、キリオスはいきなりマレー戦と 続けて見せられるとテニス以外もきちんとしなさいよという天の声が聞こえた気もします。 ビッグオージー達の体が回復し、心も成長してヒューイットを気持ちよく送り出せる 全豪を祈りながら残りの全米OPを楽しみたいと思います。 それでは。 ペール強ぇ。。。