USオープン、日本人選手全員が消えて、寂しいですね。 ケイの試合を深夜まで、テレビ観戦で応援していた身としては、ショックが大きかったです。 でも、西岡が初戦突破したのは、今後に期待を持たせてくれました。 韓国で開催の「アジア大会決勝戦」を見たのですが、格上の台湾のルーにストレート勝ちで「金メダル獲得」という快挙を成し遂げたので、「楽しみな若者が現れたな。」と思っていました。 ケイの話題に戻りますが、全米初戦は、「勝てたゲームだった。」ということです。 第3セットのタイブレーク、ケイのサービスゲームマッチポイントから、決めに行ったフォアの逆クロスがサイドアウトした あの場面、 「引きずってしまった。」その後で、「集中力が少し落ちてしまった。何をすればいいか頭に入ってこなかった。」と試合後のコメントに ありましたが、要するに、疲労のためなのか「精神的に、負けていた。」のでしょう。 ケイが冷静なら、焦って決めようとせずに、例えば、”相手を前におびき出しておいてロブで決める”という得意なパターンに 持ち込めたはずです。 以前にも同様な場面がありました。 ブリスベンのラオニッチ戦で、タイブレークからウイナーを決めようと強打して、ミスで落とした試合。 また状況は違いますが、全仏のツォンガ戦で、「決めようと急いでしまった。」とコメントした試合。 「それらの反省が、全く生かされてないな!」というのが、私の思いです。 それともう一つ、ケイがドロップショットを何度もミスしてネットにかけた場面がありました。 ロジャー杯のナダル戦でも、ドロップショットを打とうとして、フレームに当てた「信じ難いミス」 自分から仕掛けてミスするというのは、無くしてもらいたいです。 それ故、初戦を突破して勝ち進んでも、「ビッグ3に勝利する可能性は、今のケイでは、限りなく薄い。」ということです。 私が子供の頃からのファンの野村克也氏が、急に打てなくなった時に一軍の先輩から「殴った方は忘れていても、殴られた方は、決して忘れないぞ。」と言われた時に、相手が自分のことを研究していることに、気が付いたそうです。 チャンコーチと戦略面を練り直すのも、いいかも知れません。 また、体力の向上のため、食事面、呼吸法、メンタルの強化など多方面で、積極的に取り入れて欲しいですね。 ワウリンカの「優勝を意識せず、目の前の試合を自分のプレーをして、勝つことだけを考えたい。」と ジョコビッチの「ベストを尽くすためだけにコートに出るのではなく、自分を信じて勝てると信じること。」を参考にして欲しいです。 彼は、向上心が強い人なので、「一段と強くなって、コートに戻って来てくれる。」と確信しています。