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ジョコビッチに8連敗中のマレー

グランドスラムに次ぐグレードのマスターズ大会、ロジャーズ・カップの決勝戦は、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと、同ランク3位のアンディ・マレー、第1シードと第2シードの顔合わせとなりました。 両者のこれまでの対戦成績は、ジョコビッチの19勝8敗。直近はジョコビッチの8連勝中で、マレーにとっては優勝はもちろん「BIG4」のプライドにかけて、何としても勝利したい一戦でした。

ジョコビッチ撃破に向けた多種多様な攻撃

両者とも持ち味は安定感抜群のストロークと、カウンターショットですが、過去の対戦では同じ土俵で真っ向から勝負しても、マレーはジョコビッチに勝てませんでした。 しかし、これ以上は負けられないマレー。この試合では、いつも以上に多様な攻撃パターンを用いて、ジョコビッチを揺さぶりました。 こちらのプレーでは、甘くなったリターンに対して、なんとマレーが一瞬の判断でネットダッシュ! ジョコビッチのコースを読んで、ボレー戦に持ち込むと、 20150817_murray_k1 最後は頭上を抜かれながらも、まるで背中に目があるかのような反転ロブで、見事にジョコビッチの頭上を打ち抜きました。 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

試合は6-4,4-6,6-3のフルセットの末に、マレーがジョコビッチから、2013年のウィンブルドン以来となる勝利をあげました。 様々な戦略を試した試行錯誤の末、マレーはついに対ジョコビッチ戦の連敗を8でストップ。

世界ランクもロジャー・フェデラーを抜いて2位に上がることが決定し、故障や不調の影響で世界ランクを12位にまで落とした昨季を乗り越えて「BIG4」の力を改めて証明しました。

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