あまりに熱くなってしまいましたので、ナダル戦以外のことは別記事にしました。 まず、その他のQFについて。 ジョコビッチ選手がまさかの大苦戦でした。 第1セットを取られ、第2セットも先にブレークを許す展開。 何とかブレークバックしたものの、タイブレークでも先にミニブレークを許し、相手にマッチポイントまで握られる始末… そこからの勝負強さはさすがでしたが、休み明けとはいえ、ダブルスも含めた連戦はさすがにきついのでしょうか?本調子には見えませんでした。 それにしても、ガルビス選手の戦術が光っていましたね! のらりくらりと、わざと強打を打たずに、ジョコビッチ選手に下駄を預ける作戦は見事にはまっていました。 鉄壁の守備力が身上のジョコビッチ選手に対し、逆にコートを狭く使うという発想はなかなかのものです。 相手のペースにつられてジョコビッチ選手の返球も浅くなり、なんだかやりにくそうでした。 今後、この作戦を踏襲する下位選手が続出するかもしれませんね! しかし、我らが錦織選手がこの作戦を使うわけにはいきません。 錦織選手の持ち味は、相手の時間を奪う高速ラリーの展開にあるからです。 時にスライスやドロップショットなどで揺さぶりをかけるのは有効ですが、Top選手が自分の基本的な強みを消すような作戦はとるべきではないでしょう。 そういう意味では、面白いものを見せてもらった、というにとどまりますが、実に面白かった! やはり、トップ選手は楽ではないですね~ そして、シンシナティのドローも発表になりました。 1) ジョコビッチ 13) ゴフィン 10) シモン 5) ワウリンカ 4) 錦織 14) モンフィス 11) イズナー 6) ベルディヒ 7) チリッチ 12) ガスケ 16) ディミトロフ 3) マレー 8) ナダル 9) ラオニッチ 15) アンダーソン 2) フェデラー やはり、フェデラー選手が復帰すると一気に窮屈な感じになりますね… 錦織選手は、順当にいけば2回戦はオーストラリアが誇る2大問題児の一人、トミック選手と当りそうです。 すでに、カナダでSFを決めた今、シンシナティは出なくてもよいのでは、と本気で思っています。 出れば勝ち進んでしまうでしょうし、その過程で怪我でもしたら元も子もありません。 全米第4シードは、ワウリンカ選手が優勝しない限り消えないわけですし、そのうえ、ワウリンカ選手はジョコビッチ山に入りました。 全仏でジョコビッチ選手はは苦杯をなめましたが、同じ相手に2連敗を喫することはちょっと考えにくいと思います。 しかし、ジョコビッチ選手、このシンシナティではまだ優勝がありません。 タイトルを取っていないマスターズ1000はこの大会だけなんですね! 生涯マスターズスラムをかけて、気合が入っていることでしょう。 万が一、同じような状況でまたワウリンカ選手に阻まれたら、ちょっとダメージでかいですね… もし、生涯マスターズスラムを達成したら、すごい偉業ですね… これはキャリア86勝を誇るフェデラー選手も、マスターズ27勝を誇るナダル選手も成し遂げていない偉大な記録になります。 是非、ジョコビッチ選手には頑張っていただきたいものです! モントリオールの優勝の行方もまだわかりませんが、楽しみは尽きませんね!