こんばんは。モントリオール、初戦、2回戦とやや荒れた結果となってしまいましたね・・。錦織はというと3回戦唯一の、シード勢との対決だったゴファンとの試合に勝利し、ナダルへの挑戦権を獲得しています。今季3度目のBIG4との対戦です。全米前にナダルと試合できるのはとても良い経験になると思います。今季苦しんでいたナダルとはいえしっかり準々決勝まで来ていますから、挑戦者の気持ちを忘れずに戦ってほしいですね。 1回戦で敗れたシード選手はアンダーソンのみでしたが、2回戦で大量のシード選手が敗れてしまう事態が起きてしまいました。ワウリンカ、ベルディヒ、ラオニッチ、チリッチのTOP10選手を始め、シモン、モンフィス、ディミトロフなどのTOP20の選手も敗れてしまいました。ベルディヒが初戦で敗れる予想はしていませんでした。相手のヤングの調子が良かったのも事実ですが、少しこの日はミスが多かったかもしれません。もしかしたら調整がうまく間に合わなかったのかもしれませんね。ただワシントンではそれまで好調だったマレーも初戦負けしましたし、サーフェスが変わると中々難しいものです。次のシンシナティではきちんと調整してくると思います。そのマレーはこのモントリオールではきちんとベスト8に残っています。 ディミトロフは今季中々勝ち上がってこれませんね・・厳しいシーズンとなっています。どうにか復調のきっかけがほしいところです。 さて、問題だったワウリンカとキリオスの試合ですが、結果としてはワウリンカが背中の痛みを訴えて途中棄権となりました。この試合の途中、キリオスが問題発言をしたことで大騒ぎになりました。これを受けてATPはキリオスに対して1万ドル以上の罰金を課しました。 ワウリンカも試合後、ツイッターにてコメントを出しました。 So disappointing to see a fellow athlete and colleague be so disrespectful in a way I could never even imagine.— Stanislas Wawrinka (@stanwawrinka) 2015, 8月 13 キリオスは期待の若手であり才能溢れる選手ではありますが、こういったことを起こしてしまうのがもったいないですね。このままではどんどんイメージが悪くなる一方でしょう。今回の件を反省して、精神的に成長していってほしいと思います。 今回シード選手が多く敗退してしまったのは少し寂しい気もしますが、すぐシンシナティがあるのでそちらでの活躍に期待したいと思います! さて、それでは3回戦終了後のランキングを見ていきましょう。 錦織、ワウリンカ、ベルディヒ、チリッチに関しては今の順位で確定です。錦織は全米第4シードに近づいた形になりました。マレーは色付けしている通り、決勝進出した時点でフェデラーを抜きます。ナダルは次の錦織戦に勝利をするとフェレールを抜き7位に浮上、再びスペイン人選手1位に返り咲きとなります。 あとはイズナーが優勝時にラオニッチを抜いて10位ですが、連戦の疲労もあると思うので条件としてはかなり厳しめです。TOP10陥落の可能性もあったラオニッチですが、シモンも2回戦敗退となった影響で11位以下になる可能性は低くなりました。 ところで、まだこれからモントリオールの準々決勝が行われるという時期ですが、既に日本時間の明日の朝6:30~シンシナティのドロー発表があります。モントリオールが終わってないのでまだあまり実感がわきませんが、発表されたら目を通しておきたいですね。