カナダで行われているロジャーズ・カップもいよいよ、準々決勝に突入していきます。ベスト8の対戦カードは……                                            J・イズナー(12位)VS J・シャーディ(49位) N・ジョコビッチ(1位)VS E・ガルビス(87位) 錦織圭(4位)VS R・ナダル(9位) A・マレー(3位)VSツォンガ(24位)                                           …以上になっています(8月15日の試合順)。8強の顔ぶれを見ると、2回戦までにシード選手が多く敗れた影響もあって、意外な選手の名前も残っています。とはいえ、トップ10選手では、ジョコビッチ、マレー、錦織、ナダルが残り、優勝争いを繰り広げそうです。                                             ジョコビッチの対戦相手は、ラトビアのガルビスになりました。ガルビスは今季、出場した大会では、1、2回戦で負けることがほとんどだっただけに、意外な勝ち残りです。 2014年はランキングを13位で終えていましたが、今季はランキングをかなり落としています。膝に持病をかかえていますが、本来は強力なサーブやストロークを武器とする実力がある選手です。 この大会では初戦で、今季の優勝回数3回、好調の若手、ドミニク・ティエム(18位)に勝利するなどして、勝ち上がっています。 一方のジョコビッチは、今季はわずかに3敗。全豪OP、ウィンブルトン制覇。マスターズも4大会、出た大会すべてで勝利。その強さはとどまるところを知りません。このロジャーズ・カップでも、ジョコビッチが優勝するかどうかが、見どころになってきそうです。 ちなみに、過去にはロジャーズ・カップで3度の優勝経験があります。                                             錦織は0勝7敗、まだ未勝利のナダルと対戦です。ナダルは3回戦でユーズニー(107位)にストレートで勝利。フットワーク、フォアの威力が全盛期に比べ、衰えているといわれていますが、闘争心は今でも旺盛です。 ユーズニー戦は11のゲームでデュースになり、重たい感じの試合で、ラリーの展開も多かったです。それでも総合力で勝ったナダルが、錦織と対戦することになりました。 ナダルはこの大会で、過去に3度の優勝をしています。また、7月末のクレーの大会、ベットアットホーム・オープンで優勝するなど、勢いに乗っています。ランキング4位の錦織を破って、再び強さを示したいところだと思います。                                           一方の錦織は未勝利のナダル超えをはたすことで、マスターズ勝利に一歩近づきます。 両者にとって、重要な一戦になりそうですが、どのような試合になるのでしょうか…!?