ロジャーズ・カップ2015 8強出そろう! 錦織、ナダル、ジョコビッチ、マレーらが勝ち残り!
カナダで行われているロジャーズ・カップもいよいよ、準々決勝に突入していきます。ベスト8の対戦カードは……
J・イズナー(12位)VS J・シャーディ(49位)
N・ジョコビッチ(1位)VS E・ガルビス(87位)
錦織圭(4位)VS R・ナダル(9位)
A・マレー(3位)VSツォンガ(24位)
…以上になっています(8月15日の試合順)。8強の顔ぶれを見ると、2回戦までにシード選手が多く敗れた影響もあって、意外な選手の名前も残っています。とはいえ、トップ10選手では、ジョコビッチ、マレー、錦織、ナダルが残り、優勝争いを繰り広げそうです。
ジョコビッチの対戦相手は、ラトビアのガルビスになりました。ガルビスは今季、出場した大会では、1、2回戦で負けることがほとんどだっただけに、意外な勝ち残りです。
2014年はランキングを13位で終えていましたが、今季はランキングをかなり落としています。膝に持病をかかえていますが、本来は強力なサーブやストロークを武器とする実力がある選手です。
この大会では初戦で、今季の優勝回数3回、好調の若手、ドミニク・ティエム(18位)に勝利するなどして、勝ち上がっています。
一方のジョコビッチは、今季はわずかに3敗。全豪OP、ウィンブルトン制覇。マスターズも4大会、出た大会すべてで勝利。その強さはとどまるところを知りません。このロジャーズ・カップでも、ジョコビッチが優勝するかどうかが、見どころになってきそうです。
ちなみに、過去にはロジャーズ・カップで3度の優勝経験があります。
錦織は0勝7敗、まだ未勝利のナダルと対戦です。ナダルは3回戦でユーズニー(107位)にストレートで勝利。フットワーク、フォアの威力が全盛期に比べ、衰えているといわれていますが、闘争心は今でも旺盛です。
ユーズニー戦は11のゲームでデュースになり、重たい感じの試合で、ラリーの展開も多かったです。それでも総合力で勝ったナダルが、錦織と対戦することになりました。
ナダルはこの大会で、過去に3度の優勝をしています。また、7月末のクレーの大会、ベットアットホーム・オープンで優勝するなど、勢いに乗っています。ランキング4位の錦織を破って、再び強さを示したいところだと思います。
一方の錦織は未勝利のナダル超えをはたすことで、マスターズ勝利に一歩近づきます。
両者にとって、重要な一戦になりそうですが、どのような試合になるのでしょうか…!?