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苦難を乗り越え続ける男アンディ・マレー

テニス界で圧倒的な強さを誇る4人の選手、通称「BIG4」。その一角を担う、アンディ・マレー。 聖地ウィンブルドンを構える、イギリスのNo.1プレーヤーです。 他の3選手と共に、これまで数々の偉業を成し遂げてきたマレーですが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。 テニス王国イギリスのエースとして受ける重圧、BIG4の存在する時代に生きるが故の厳しさ、突如として襲った怪我と不調...。 今回はそんなマレーの、輝かしくも厳しいストーリーを振り返る映像をご紹介します。

届かなかった四大大会制覇の夢

近年の主要タイトルをほぼ全て独占しているBIG4。ロジャー・フェデラーノバク・ジョコビッチラファエル・ナダル...他の選手に対しては圧倒的な強さを見せるマレーですが、対BIG4においては苦戦を強いられました。 四大大会の決勝では4連敗。あと一歩のところで、グランドスラムのタイトルを獲得できない日々が続きました。 2012年には、ウィンブルドンで初の決勝進出。地元選手として76年ぶりのタイトル獲得に期待が高まりましたが、フェデラーに敗れてまたも準優勝。 表彰式で流したマレーの大粒の涙は、テニスファンには忘れられないシーンとなりました。 20150803_murray_k1

ついに叶えた英国の悲願

しかしマレーは戦い続けました。 ウィンブルドンの後に行われたロンドン五輪では、決勝でフェデラーにリベンジを果たして、イギリス人選手として104年ぶりに金メダルを獲得。 四大大会で悲願の初優勝を果たしたのは、同年の全米オープンでした。 決勝では、同大会決勝史上最長タイとなる4時間54分の激闘の末にジョコビッチを破って、5度目の決勝戦、初挑戦から4年越しで、ついにグランドスラムのタイトルを獲得したのです。 20150803_murray_k3 そして翌年。 再びウィンブルドンで決勝に進出したマレーは、ストレートでジョコビッチを撃破。イギリスで呪縛とも呼ばれていた無冠の歴史を終わらせる、77年ぶりの地元王者に輝きました。

キャリアもプレーも、打たれてからが勝負

キャリアだけでなく、プレーも粘り強く戦い続けるのがマレーのスタイル。 常に相手に攻撃されながらも、拾って拾ってチャンスを待ち、最後の最後で打ち抜くカウンターは、まさにマレーの生き様を表すかのようなプレーです。 アンディ・マレーのストーリーを振り返る映像がこちら。ウィンブルドン制覇のシーンは、何度観ても心に響きます。(ぜひ音声と共にお楽しみください)

Original:mickaelroger1

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