ATP250のBB&T アトランタ・オープンの2回戦が行われ、添田豪(114位)が、第4シード、世界ランク27位のA・マンナリノ(フランス)を6-2、6-4で見ごとに破りました!  添田はサービスではブレークを許さない安定した試合運びを展開。相手のサービスゲームでは、9度のブレークチャンスから3度のブレークを奪い、ストレート勝ちを決めています。1回戦では元13位のアレクサンダー・ドルゴポロフを破るなど、この大会、絶好調です。                                                準々決勝の相手は、第7シード、52位のギル・ミュラー(ルクセンブルク)になります。成績は19勝14敗、今季はグリゴール・ディミトロフ、ダビド・ゴフィン、ジョン・イスナーといった実力者を破っています。サウスポーのビックサーバーで、思い切りよい攻撃で、時に上位者を破る選手です。一方、ストロークには難があるので、そこがつけ入る隙になります。                                               添田豪は最高ランクは47位でしたが、現在はランクも100位以下になっています。2013年、2014年はそれぞれ、年末のランクも99位、103位という出来でした。プレッシャーを感じるのに疲れて、モチベーションが下がっていたとのこと。 ベテランになりつつある添田ですが、難しいのはコンディション作りよりも、モチベーションを保つことだそうです。今は楽しく練習もでき、コツコツやることで充実感を感じているようです。                                               添田にとって良い状態になるきっかけは、ウィンブルドンにありました。試合はジョン・イスナー(19位)に1回戦負けだったものの、感触は最近の試合で一番だったとのこと。添田にとっては、ウィンブルドンは選手の気が集まり、気持ちが引き締まって、ふしぎと調子が戻るパワースポットのようなものだと語っています。 ちなみにイスナー戦は、6-7、4-6、4-6でした。                                                                                      大会によって、パワーをもらえる試合があるというのは、興味深いですね。 何がきっかけで、調子が上向きになるかはわからないものですが、やはり、地道な練習があればこその今の結果のようです。