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若手2人の完敗からスタート

国別対抗戦・デビスカップ2015のワールドグループ準々決勝、オーストラリア対カザフスタンの一戦は、ドラマチックな大激戦となりました。 初日のシングルス、オーストラリアは期待の19歳、タナシ・コキナキスと、20歳のニック・キリオスを起用するも揃って敗退。 世界ランク40位のキリオスは、股抜きショットなどトリッキーなプレーを披露しますが、同ランク95位と格下ながら、気迫を全面に押し出して戦うアレクサンドル・ネドベソフに完敗。 国を背負って戦う、デビスカップの難しさを痛感させられます。 20150722_nedovyesov_k1

ヒューイットとグロスが登場

迎えた2日目のダブルス。オーストラリアは若手2人に代えて、サム・グロスと、34歳のレイトン・ヒューイットを起用します。 来季の全豪オープンで、引退を表明しているヒューイット。 負ければチームの敗退と共に、自身最後のデビスカップの試合にもなってしまう大事な一戦でしたが、土壇場でグロスと最高のプレーを披露して、見事なストレート勝ちを収め、望みを繋ぎます。 20150722_hewitt_k1

元芝の王者が見せた気迫の逆転劇

勝負の最終日。 カザフスタンの王手は変わらない状況で、エースのミハイル・ククシュキンに挑んだグロスでしたが、ダブルスに続いてビッグサーブを連発。 ククシュキンに完勝し、ついに試合を2-2のイーブンに戻します。 20150722_gross_k1 そして最終戦。オーストラリアのウォーリー・マスー監督が全てを託したのは、ヒューイットでした。 2002年に21歳でウィンブルドンを制した、元芝の王者のヒューイット。今や世界ランクも279位にまで落としたものの、この試合では13年前を彷彿とさせる鋭いストロークで、ネドベソフを圧倒。 国を背負った大一番で、若手たちの黒星を消す気迫の逆転劇を演じ、オーストラリアを準決勝に導きました。 オーストラリア対カザフスタンの一戦の、ハイライト映像がこちら。

Original:OfficialDavisCup

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