日本時間の昨夜イギリスのウィンブルドンで行われた全英OPテニ ス男子シングルのファイナルで連覇を狙う世界ランク1位のノバク・ ジョコビッチが、芝コートを得意とする2位のロジャー・フェデラー 相手に2セット目を落としたもののセットカウント3-1で勝ち2年 連続優勝を飾った。  世界ランク1位のジョコビッチは約1ヶ月前に行われた全仏OPの ファイナルでスタン・ワウリンカに敗れてグランドスラムを逃し、 ある意味嫌な流れで迎えた全英だった。  ファイナルの相手・フェデラーは芝のコートを得意としており 通算7度も芝コートで優勝をしているし、ブレークを許したのも 1ゲームのみという強さでのファイナル進出だった。  1セット目にフェデラーは第6Gをブレークし優位に立つのだが 直後の第7Gを30-0から落とすと、12Gでは2本のセットポイントを もらいながらブレークに失敗しタイブレークでも1-7で落とし第1 セットを失う。  2セット目もタイブレークとなって今度はフェデラーが取り返し セットカウント1-1に追い付いたものの残り2セットを6-4、6- 3でジョコビッチが取り見事に優勝を飾った。  3セット目の3Gでブレークした直後に雨での中断でもペースを 狂わされる事もなく、許したブレークは第1セットの6Gのみという 強さだったわけだ。  こうして世界ランキング1位と2位のファイナルを見ると錦織が しっかり仕上げて臨んでも、この2人相手では少なくともウィン ブルドンでは厳しいかと思ってしまうし錦織も‘ジョコビッチの 強さは一歩次元が違う’というのも頷ける戦いぶりだった。