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ウィンブルドン2012決勝、フェデラー対マレー

数々の名勝負が生まれてきた、テニスの聖地・ウィンブルドン。 2012年の決勝戦は、同大会で圧倒的な強さを誇る「芝の王者」ロジャー・フェデラーと、地元イギリス勢として74年ぶりに決勝進出を果たした、アンディ・マレーが激突しました。 試合は、マレーが第1セットを先取。応援に詰めかけた地元ファンたちは、ついに待ちわびたイギリス人チャンピオンの誕生を期待して大いに盛り上がりましたが、ここからフェデラーが逆転。 4-6,7-5,6-3,6-4でマレーを破り、ウィリアム・レンショー、ピート・サンプラスに並ぶ、史上最多7度目のウィンブルドン制覇を果たしました。

フェデラーが見せた2本の華麗なショット

テニス界屈指のディフェンス力を持つマレーを相手に、単調な攻撃だけでは通用しないと踏んだフェデラーは、マレーの読みを外す見事なフェイクショットも交えて崩しに掛かりました。 こちらのポイントでは、回り込んでフォアで攻撃すると見せかけて、ドロップショットを。

Original:RFmeastro

またこちらのポイントでは、ドロップショットと見せかけてのスライス。前を意識したマレーは、完全に逆を突かれています。

Original:Nonomazing

こうも様々なショットを混ぜられると、さすがのマレーも一瞬動きが止まってしまいます。

第1セットを失ったフェデラーですが、張り巡らせた伏線を回収するかのごとく、第2セット以降はコートを支配して勝利を掴みました。

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