ウィンブルドンはミドルサンデーをはさんで4回戦が行われ、準々決勝に進んだ7選手が決まりました。もう1枠は、ジョコビッチ(1位)とアンダーソン(14位)が激闘を繰り広げ、日没サスペンデッドに入っています。 今季は全仏OP戦の決勝でワウリンカに敗れたものの、3敗しかしていないジョコビッチです。敗戦した選手は2人は片手バックハンド、もう一人はビックサーバーとなっています。ケビン・アンダーソンも2mを超すビックサーバーで、昨季は700本以上のサービスエースを決めてランキング5位(サービス数)に入っている選手です。 試合の方は6(6)-7(8)、6(6)-7(8)、6-1、6-4とジョコビッチが2セットをタイブレークで奪われる厳しい展開も、盛り返して日没となりました。アンダーソンは、 ウィンブルドン前の芝の大会・AEGON選手権では、ワウリンカを破るなどして決勝まで進んでおり、好調をキープしています。最終セットも、見逃せない展開です。ちなみに、勝者はM・チリッチ(9位)との対戦となります。                                             この他、ベスト8に進んだ選手のうち、ランキング・トップ20は7人。 唯一、カナダのV・ポスピシルのみ56位と、ランクが落ちます。今季は錦織とも、デビス杯で対戦している選手で、カナダでは2番手の選手です。このウィンブルドンでは4回戦のうち、3回戦でフルセットをものにしているので、勝負強さが光っています。準々決勝では、A・マレー(3位)と対戦です。 そのマレーは、4回戦でイボ・カルロビッチ(25位)を倒しています。カルロビッチは3回戦でツォンガを破るなど、台風の目になりつつありましたが、マレーが62本のウィナーと、凡ミス9本とミスが少ない展開でした。また、カルロビッチのサービスエースは29本にとどまりました。 マレーは肩の痛みが心配されたものの、見事な勝利となっています。ポスピシルに関しては、芝が合っていると警戒を強めています。                                           この他、審判に暴言をはくなど、悪童の名をほしいままにしているキリオスを破ったリシャール・ガスケ(20位)が、ベスト8に進出。キリオスは、敗退後、ペットボトルを地面にたたきつけるなど、くやしさをあらわにしていました。 そのガスケは、準々決勝でS・ワウリンカ(4位)と対戦。ワウリンカはここまで、すべてストレート勝ちで来ています。今季はグランドスラムになると、本当に安定した強さを見せています。                                           また、ロジャー・フェデラー(2位)もここまで、1セット落としただけで、準々決勝に勝ち上がりました。次の対戦相手は、ベルディヒ(6位)をストレートで破ったジル・シモン(13位)になります。ベルディヒは凡ミス30本が響きました。 シモンは3回戦ではガエル・モンフィスを破るなど、強い相手を立て続けに破っているだけに、勢いがありそうです。                                                                                         byあかつき18号(あかつきスポーツ☆18ニュースを書いています)