ゲリー・ウェバー・オープンは準々決勝が行われ、ベスト4が決定しました。 芝の大会は、ハードやクレーに比べ苦手としている錦織ですが、ここまで充実した試合運びを見せています。 準々決勝のイェルジ・ヤノウィッツ戦は、相手もなかなか隙を見せないテニスを見せ、タフな試合運びとなりましたが、第3セットを圧倒して勝っています。大会を通し、集中力が続いている印象です。                                             その錦織と対戦するのは、イタリアのアンドレアス・セッピになります。過去にセッピと対戦して、錦織は敗戦しています。 セッピはランキングは45位ながら、今大会は20位のロブレドなどを破って、準決勝にコマを進めました。準々決勝では、ガエル・モンフィスが棄権したため、体力的な優位性がありそうです。錦織は準々決勝の終盤、腰に手をやるしぐさなどをしていました。錦織自身、芝の大会は、普段と違い、身体への負担が変わってくるので難しいという発言をしていました。激しい準々決勝だったので、コンディションに少し心配があります。 2人の対戦成績は錦織の2勝1敗です。                                               反対の山はロジャー・フェデラーが貫録の勝ち上がりを見せています。この大会では4連覇を含む7勝を挙げており、相性も良いようです。昨年は準決勝で錦織をフェデラーが破っています。 フェデラーは初戦では、地元ドイツのフィリップ・コールシュライバーと激戦を繰り広げましたが(7-6 3-6 7-6)、以降はストレートで勝ち上がっています。 対するは、トップのビックサーバーの一人であるイボ・カルロビッチ(27位)となります。準々決勝ではランキング6位のトマシュ・ベルディヒを撃破。45本のサービスエースを決めて、調子の良さを見せています。やはり、芝では球速が上がるので、カルロビッチの角度あるビックサービスは威力があります。211㎝から放たれる角度あるサービスに対し、フェデラーがどのような試合を見せるのか注目です。 ちなみに、フェデラー、カルロビッチは、今季、ジョコビッチに土をつけている3人のうちの2人でもあります。 準決勝も楽しみなカードとなりました。                                           byあかつき18号(あかつきスポーツ☆18ニュースを書いています)