全仏OP2015の男子テニスでは、実に日本勢が5人が本戦に出場するという結果でした。残念ながら、勝利を挙げたのは錦織のみでした。個人的に、デビス杯も楽しみにしているので、錦織に次ぐトップ選手が出てきてほしいと思っています。 現在の錦織の活躍を見て、子供にテニスをやらせる人も増えると思いますが、テニス界では、本当の意味で、大きな収入を得られるのはトップ20人ぐらいということですので、大変な世界です。しかも、競争する対象が、世界中の選手なので、なおさら、険しい競争を勝ち抜かないといけません。錦織の場合、父親がしっかり計画を立てていて、アメリカに若いうちに留学させるなど、しっかり育成するプランを持っていました。もちろん、錦織の才能と努力があったからこそ、今の地位を築けたのですが…。 ちなみに、IMGアカデミー時代には、実力がある先輩が、プロに転向せずに、大学に行ったそうです。アメリカでは、大学経由でプロに行く選手も多いのです。ただ、錦織はとても強い人がプロにならないで大学に行くことに衝撃を受けて、思わず父親に「俺はどうしたらいいんだ」という内容のメールを送ったことがあるそうです。                                           とにかく、トップに行くには海外でやることで、より可能性が膨らむことは多いかもしれません。もちろん、添田選手など、日本中心で、トップ50に入ったりする選手もいるので、一概には言えないと思いますが…。 IMGアカデミーの場合、トップ選手が多く利用していて、練習で日常的にランキング上位の選手と打てるのは、やはり大きいようです。ちなみに、話はそれますが、ナダルの場合、16,7歳の頃だったと思いますが、その時にはすでに、全仏OPで優勝していたカルロス・モヤと練習ができていたそうです。                                        現在、期待が大きい若手が西岡良仁(147位)とダニエル太郎(125位)です。 西岡は全仏では1回戦でベルディヒと当たり、ストレート負けとなりました。ただ、第2セットは彼の特徴である、フットワーク、粘り強さが出て、5-7と食い下がり、可能性を見せたのは良かったと思います。 中学時代には錦織が拠点にしているアメリカのIMGアカデミーに留学するなど、若いうちから海外でやっている選手でもあります。また、まだ19歳と若い点も、これから楽しみな選手です。                                           一方のダニエル太郎は、全仏の1回戦でベルダスコにストレート負けを喫しています。22歳のダニエル太郎は、ハーフということもあり、190㎝という身長が魅力です。今季はチャレンジャーで2勝を挙げていますし、ランキングも100位突破まで、あと1歩です。練習拠点にしていたのはスペインのため、粘り強いストロークを武器としています。                                            ただ、両者ともフィジカル面では物足りなさがあります。また、特にダニエルは、その背丈を利用して、サービス力をアップさせることが、上に行くための課題だと思います。 この二人が錦織に続いて、ツアーに参加するようになったら、ますます、日本のファンとしては観戦が楽しくなると思います。                                           byあかつき18号(あかつきスポーツ☆18ニュースを書いています)