こんばんは!ちょっと色々ありすぎて、何から書けばいいのかわからない状態になってきました・・笑 とりあえず錦織以外の話題をまず先に話します。 上位シードは順当に勝ち進んでる一方で、2桁シードの選手ではぽろぽろと早期敗退者が出てきています。まずはディミトロフはソックにストレートで敗れて何と2年連続で初戦敗退ということになってしまいました。錦織、ラオニッチと一緒に次世代期待の選手とされていますが、まだ少し波があります。 この敗戦をポジディブに考えれば昨年も初戦敗退だったのでポイントが減らずに済んだとも考えられますが、ウィンブルドンの失効を考えるとここは稼ぎたかったところです。 続いて昨年ベスト4だったガルビスも2回戦で敗退。まだ今季は3勝のみでこの全仏で不調から抜けだすことは出来ませんでした。先日までTOP20にいたガルビスですが、この結果なんと暫定86位まで下がることとなってしまいました。ガルビスにとっては試練のシーズンとなりそうです・・。 錦織と4回戦で当たる可能性のあったロペスも初戦敗退。またアグート、フォニーニも2回戦でストレート負け。ベルダスコは惜しくもベッカーにフルセットの末敗れて2回戦敗退となりました。ノーシード選手も全力でかかってきますから、こういうことももちろんあり得ます。 そして上位シードの選手たちはここまで安定しています。不調気味だったチリッチは1回戦、2回戦をストレートで勝って3回戦進出を決めました。全仏に向けて少しずつ調子を上げてきているかもしれません。 ナダルも難敵アルマグロをストレートで下して3回戦進出を決めました。フェデラーやワウリンカも所々ミスで苦しむ場面もありましたが、きっちり勝っています。ベルディヒは2回戦で同胞ステパネクと対戦。ステパネクの絶妙なドロップショットなどにやや手こずりましたが、最後は上位選手の意地を見せてベルディヒが勝利しました。これで11位以下成績を32勝(32連勝)に伸ばしています。 また女子でもハレプ、ウォズニアッキ、ブシャールらが早期敗退の波乱。ブシャールはここの所調子が上がってないので波乱とまではいきませんが、ハレプが敗れたのは正直驚きました。GSの難しさですね・・。そんな中でもセリーナとシャラポワは3回戦進出を決めています。シャラポワは風邪気味で本調子ではありませんが、ここまで1セットも落とさずに勝ち進んでいます。 日本女子では2回戦で奈良がサファロバと対戦しましたが完敗でした。サファロバのミスが本当に少なくウィナーを量産されてしまいました。あそこまでバシバシ決まると中々難しいですね・・。土居はイバノビッチ相手に1セット奪うも惜しくも逆転負け。しかし世界ランク1桁のイバノビッチ相手に互角のラリーも見せ、良い試合だったと思います。 さて錦織ですが、2回戦でベルッチと対戦しました。序盤から積極的に攻めるベルッチにやや押されながらも1セットを先取すると、2セット目序盤はベルッチが1セット目を落としたことにちょっと引きずってるような雰囲気もあり、ミスにも助けられて4-0とリード。しかしベルッチが自分のサービスゲームを久々にキープすると徐々に冷静さも戻ってきて5-4まで追い上げられます。しかし最後はきっちり決めて6-4で取りました。 3セット目も5-2までいくもSFMもブレークされると、次のゲームもキープされ、また5-4に。しかし最後はきっちり決めて7-5,6-4,6-4で勝利しました。 ベルッチ相手にストレートで勝てたのは大きかったと思いますが、それでも予想通り厳しい試合でした。1セット目に0-40からベルッチに一気にキープされたり、流れがどちらに傾くかわからない状況が続きました。しかし5-5となったベルッチのサービスゲーム、ここ一番というところでブレイクした錦織は流石でした。一方でベルッチの2セット目、3セット目の粘りも素晴らしかったと思います。多少錦織がペースを落としたのもありますが、4-0から追い上げるのはそう簡単なことではありません。 ということで、3回戦の相手はベルダスコを下したベッカー・・・のはずだったのですが、なんと右肩の故障で棄権ということになってしまいました。シード選手をフルセットで下しただけにベッカーとしては悔やまれます。でもウィンブルドンも見据えて無理はしなかったんだと思います。早く回復してほしいですね・・! これで錦織は3回戦が不戦勝ということになりました。休養期間が増える意味では錦織としては良かったでしょう!しかし良い状態で勝ち進んでいるだけにこの期間をどう使うかが重要になってくると思います。その感覚を忘れずに調整に充ててほしいですね! さて、改めてランキングの方を見ていきたいと思います。 黒字、赤字、青字は昨日のランキングと同じ意味です。詳しくはそちらをご覧下さい。緑字はナダルがディミトロフを抜かす為に必要なポイントを表しています。ナダルはベスト8に進出した時点で暫定10位に浮上です。しかし1桁順位になるには決勝進出が条件です。ナダルにとっては厳しい条件ですが、今日もしっかりストレートで勝てましたし、ナダルらしさも見えてきていると思います。 さて、シードダウンもある中で上位選手は流石の強さを見せています。それぞれ特別な思いで迎える全仏で、この後どんなドラマが待ち受けているでしょうか!3回戦は明日からスタートです。