錦織が1回戦で地元フランスのマチュー戦、2回戦で直近の大会で優勝して、勢いに乗っていたベルッチを共にストレート勝ちで破り、3回戦に進出しています。2試合とも内容はストレート勝ちでしたが、特に2回戦のベルッチとの第1セットは、かなりきつかったです。その勢いを止めた錦織の集中力、粘り、安定感、色々な勝因があったと思いますが、見ごたえがありました。 そして、3回戦は33歳のベンヤミン・ベッカー(45位)との対戦となります。さらに、ここを勝つと、ガバシュビリ(74位)VSロソル(43位)の勝者と対戦です。この面々を見ると、意外な選手が勝ち上がっている印象があります。ただ、恵まれた組み合わせに入ったと言われていますが、他の山に比べると、確かに恵まれている気がします。                                                           一方、順当に行けばベルディヒと準々決勝であたりますが、そのベルディヒは、3回戦でブノワ・ベール(71位)と対戦です。そして、ここを勝つと、ベスト16でツォンガ(15位)、アンドゥーハル(42位)、コールシュライバー(28位)のいづれかと対戦となります。錦織に比べると、厳しい相手との対戦になりそうです。                   また、準決勝で当たる可能性があるフェデラーの山を見ると、ベスト16でフェデラーVSガエル・モンフィス(14位)の可能性があります。モンフィスは、今季のロレックス・マスターズでフェデラーを破っています。モンフィスと言えば、スライダーマンと言われる、クレーだけではなく、ハードでも滑るような独特なフットワークや身体能力で魅了する選手です。何より、あの陽気さは見ていて楽しい選手です。試合中でも、時にスマイルを見せて、テニスの楽しさを表現できるのがすごいとも思います。(モンフィスの次の相手は、クレー巧者のクエバス)。 話しを戻すと、フェデラーはここを勝ち抜くと、準々決勝で、同じスイス出身のワウリンカと対戦の可能性が強いです。ワウリンカは直近だと、BNLイタリア国際(マスターズ)の準決勝でフェデラーと対戦して、ストレート負けを喫しています。今季はいくつかの大会で3回戦負けをするなど、いまいち、トップ10選手の中では乗り切れていないだけに、全仏OPでの動向が注目されます。                                           byあかつき18号(あかつきスポーツ☆18ニュースを書いています)