こんばんは。錦織の試合が昨日行われましたが、その前にまず世界ランキングが発表されたので見ていきましょう。 ただ今回はATP250の大会に出た選手以外はほとんど変わりはありません。 ご覧の通りほとんど動きはありません。ただ下位の方ではニースで優勝したティエムがキャリアハイの31位を更新、またジュネーブで優勝したベルッチも40位まで上げてきました。 このベルッチは錦織と2回戦で対戦する可能性があります。現在行われている1回戦では既にベルッチが1セット取っており、このベルッチとの対戦が有力とみられています。 レースランキングの方も特に動きはありません。ワウリンカはジュネーブでベスト8でしたが、ナダルを僅かに上回り7位に浮上。ラオニッチは全仏でポイントを稼ぐことができなくなってしまったので、ファイナルに行くにはこの後の芝シーズンで稼ぐ必要が出てきています。 ジュネーブに出場したワウリンカとチリッチ以外は先週と同じです。ただ2人ともベスト8止まりだったので勝率は上がってきていません。チリッチは取りこぼしが56%と中々調子が上がってきていないことが伺えます。全仏でどれだけ勝ちあがって来れるか注目したいですね。 不調と言えばガルビスもですが、全仏では1回戦突破を決めました。ガルビスは昨年の全仏ではベスト4だったので、今回早期敗退するようなことがあるとポイント失効が恐ろしい事になってしまいます。全仏前までに出来れば稼いでおきたかったですが、初戦敗退が続いて稼げなかったので、場合によってはポイントが3桁になる可能性があります。ガルビスがまた大暴れするのか、注目ですね。 さて全仏がいよいよ開幕しました!昨日は錦織は地元のマチューと対戦しました。 1セット目を取ると、2セット目もいきなりブレークする良い立ち上がり。しかしマチューがすぐにブレークバックに成功すると、観客の声援も次第に大きくなっていきます。次のサービスゲームを楽々キープすると、なんと続けてマチューがブレークに成功。錦織はBP握られてからでも粘る事が多いのですが、この日は2回ともあっさり取られてしまいます。少し雰囲気にのまれてしまった印象でした。嫌な流れでしたが錦織も再びブレークバックに成功し、イーブンに。 その後キープが続いて5-6で迎えたマチューのサービスゲーム。セットポイントを握った錦織のショットがなんとコードボールに。マチューにとっては不運な落とし方となってしまいましたが、これで錦織が2セット先取。 3セット目は錦織も2セット取って落ち着いたか、トップの力を見せてストレートで勝利しました。しかし2セット目はマチューにも良いプレーが多く、またアウト判定のボールをイン判定するフェア精神も見られました。錦織にも2セット目危険な時間帯があったので、このセットを取れたのは大きかったですね。 2時間超えの少し苦戦した部分もあった試合でしたが、無事2回戦進出を決めています。 昨日は錦織以外にも男子だと添田がコールシュライバーと対戦。残念ながらストレート負けでした。終盤に粘りのプレーが見られましたが、少し1、2セット目をあっさり取られ過ぎてしまいました。ただコールシュライバーも試合を通してプレーレベルが高く、隙がほとんどなかったですね。 女子では土居、奈良が登場。土居はストレートで2回戦進出を決め嬉しい全仏初勝利です。また奈良は地元の若手ドダンと対戦。全てのボールを全力で打ってくるようなパワープレーに押されて1セット目を落としますがここから逆転勝ち。2セット目も途中まで危なかったですが、見事な勝利を決めました。 その他外国人選手ではフェデラーやワウリンカ、また地元ツォンガも順当にストレート勝ち。錦織と対戦する可能性もあるアグートもストレートで勝利を決めました。一方カルロビッチやガルシアロペスは初戦敗退となりました。 女子でもハレプやイバノビッチが順当に2回戦進出を決めました。 また今日行われた1回戦では伊藤、西岡、ダニエルの3人が登場しましたが、残念ながら全員ストレート負けで残る日本人男子は錦織のみとなりました。 それぞれフォニーニ、ベルディヒ、ベルダスコとの対戦だったので厳しかったと思いますが、上位選手と対戦することで良い経験になったと思うので今後に繋げてほしいなと思います。 ベルディヒはこの勝利で対11位以下成績を31勝(31連勝)に伸ばしました。シーズンを無敗で終えるというのはかなり厳しいと思いますが、出来る限り記録を伸ばしてほしいなと思ってます。 さて、明日はいよいよジョコビッチやナダルが登場です。まずは初戦、どんな感じで戦っていくか楽しみですね。この後マレーも登場予定です。