-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 【業務内容】 男子プロテニスの試合 5セットマッチ 【勤務地】 スタッド・ローラン・ギャロス(フランス) 【期間】 5月24日~6月7日(最大) 【給与】 € 10,448,000 【求める人物】 ・クレーコートに強い者 ・5セットマッチを戦える体力を有する者 ・どんなに強い相手にも心を折らずに戦い抜ける者 【備考】 最終日まで勤めることができなかった者はそれに見合った給与となる 最後まで職務を遂行したものには、世界一を倒した名誉と最大級の歓声を与える 優勝者にはATPツアーランキングのポイントが2000加算される さあ これを見た貴方! 今すぐご応募を!! -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ どうです?参加しませんか? 新しい短期アルバイトです(笑) まあこれを読んでいる人は参加できるはずがないんですけどね・・・ いやあ にしてもジョコビッチが強すぎます ローマ決勝も竸って竸っての1stセットから一気にブレイク そこから突っ走って行きましたね あれはもう錦織がどうとかそういう次元の問題じゃない 名実ともに世界ナンバー1の選手ということでしょう しかし、世界一が世界一のまま勝っていくことは、ある意味正解でありながら、それを望んでいない人たちというのは存在するはずです そう、私のように(笑) 決してジョコビッチが嫌いだとかそういうことはありません あのどこを見ても完璧なテニス 攻守バランスが4:6くらいでミスが少なく、技術だけじゃなくメンタルもずば抜けている ほんとに漫画の世界に出てきそうな存在ですね(;・∀・) でも でもさ やっぱ 勝つものが決まってるとスポーツをいうのは少し冷めてしまう やっぱり熱戦の末に、どちらが勝つかわからないからスポーツは楽しいわけです テニスも例外ではありません 私自信負けず嫌いな自覚はありますが、負けることは決して嫌いではありません 負けるというのはいろいろなものを見せてくれます そして更なる成長への道筋も教えてくれます ジョコビッチはフェデラーやナダルに負けて負けて負けてここまでのし上がった じゃあ、今度はジョコビッチに負けて負けて負けた人たちが、倒してあげないと! ということで今回は独断と偏見で、全仏のジョコビッチの刺客を考えてみましょう 第5位 スタン・ワウリンカ 調べてみておもしろかったのは、まず全仏で両者の対戦がなかったことですね 両者とも短くはないプロ生活で、意外にもここまで当たってないみたいです しかし2013年の全豪で対戦して以降グランドスラムの4試合(13全豪 13全米 14全豪 15全豪)はすべてフルセットの試合となっています ワウリンカはムラもあり、精度を欠くことは度々あれど、スタミナ不足で失速するというイメージはまったくありません いわば鉄人ですね ジョコビッチと当たるまで勝ちあがれるかは置いておいて、対ジョコビッチだけを考えると、イイ線は行きそうです 予想勝率25% 第4位 錦織圭 我らが日本のエース錦織選手は、ジョコビッチとの対戦成績はここまで2勝5敗 しかし都合のいいように解釈しますが、5敗のうち1敗はフェデラーを倒して勢いづいていた状態での棄権(棄権なんだから勢いもなにもないかもですが) 成績上は負けになりますが、実際には対戦していないので、実質当該成績は2勝4敗になります 棄権以前を除いた近年の対戦成績は錦織の1勝3敗の3連敗中 14全米では粘り押し切り相手のミスにも助けられ勝利したものの、パリでは完敗 そしてあの覚醒錦織を見たATPツアーファイナルズの負けと、先日のローマでの負け じゃあ全然ダメじゃんと思うかもしれませんが、グランドスラムに限定すると1勝1敗で、1敗も2010年に全仏で喫した負けのみとなっています それだけジョコビッチに当たる前に負けているといえばそれまでなのですが、5セットマッチということで錦織の修正力が活かせるという可能性もあります 錦織自身が下手になったとは思わないですが、今年の負けはなんというか、いろいろやろうとしても修正が追いつかず負けているシーンをよく見ます ローマでも見たように、錦織がジョコビッチを押し込むというシーンがないわけではありません 馴染みが悪そうなラケットとの相性がはまり、試合中にしっかり修正できれば勝つことも可能ではと思います もちろんまずはジョコビッチに当たる前に敗退しないことです 最低限のポイントをしっかり詰んだ上で挑戦したいですね 予想勝率20% 第3位 ロジャー・フェデラー 言わずと知れたテニス界のスーパースター ビッグ4の一角 私のなんとなくの感性ですが、少しヒール気味にも映るジョコビッチとは違い、完全無欠のスーパースターの品を持っている選手です 綺麗なフォームから繰り出されるショットは衰えたものの美しく、スピードがあるわけではないサーブも左右に丁寧に打ち分け、ATP最高の攻撃力の持ち主だと思います 現在ランクも2位とジョコビッチに一番近い位置におり、ジョコビッチの守備を崩せる少ない選手でしょう しかし、皮肉にもフェデラーはクレーは得意ではありません 芝やハードなら可能性もあるのでしょうが、全仏の土の上でしかも年齢的な部分も心配される中で、かなり厳しいと言わざるを得ません それでも彼が持つ能力と、何年も戦い続けていて未だ負け越していない成績の持ち主 可能性を持つ選手ではあると思います 予想勝率32% 第2位 ラファエル・ナダル クレーの王様という肩書きも、その鎧を次々を引き剥がされ、ついに本当に崖っぷちに追い詰められてしまいました ナダルはもう終わった選手 時にこういう言葉がファンに流れはしたものの、それでも彼がトップ選手として君臨し続けたのがクレー大会の圧倒的な成績 ナダルの庭だったクレーシーズンは、今年の優勝者を見る限りは荒野原で、混沌としたクレー地帯を治める統括者は、この全仏で決まるといっても過言ではないでしょう ナダル単体で見ると、まず反応が遅い フラットショットの勢いがなく、あのエッグボールも深く決まらない パワーでも押される場面が目立ち、痛打されている場面を度々見かけます バルセロナ前後では足を痛めていたなどの情報が回っていましたが、それでもここまで参加はしてきており、ある程度の相手には勝てています あとはトップ10レベルの選手を相手に勝つことができるのか 常に全力プレーの彼なら、体が壊れようとも死に物狂いで勝ちに来る というか、ここで負けたら本当にナダルは終わりです ランク的にもかなり落ち、もしかしたらそのままもうトップには戻ってこないかもしれません まだ早い 若手の勢いもスペインの勢いも落ちつつある今のテニス界で、やはりこの男はクレーで立ちはだかってくれないと面白くない 幸か不幸か 今年はほぼ当たっていないのが良い結果となるかどうか 予想勝率40% 第1位 アンディ・マレー ここまできたらもうおわかりでしょう かつてのビッグ4からの不調により、錦織などにランクを抜かれ、日本の報道では見向きもされなかった男が、ここに来て盛り返しています クレー初タイトルをドイツの地で奪うと、そのままなんとマドリードであのナダルを破り優勝 これでクレーに対する苦手意識もなくなったことでしょう 意識というのは時に能力以上のものを発揮します そして子供の時からのライバルであるジョコビッチに近年敗れ続けています(7連敗中で、最後に勝ったのは13ウィンブルドン) フェデラーとナダルがだんだんと以前の輝きを失っているタイミングで、復活してきたビッグ4最後の刺客 そしてマレー自身も持たない全仏のタイトル さらに、マドリードで錦織戦やナダル戦で見たように、さらに全豪決勝のジョコビッチ戦でも見たように、マレーは十分トップクラスの攻撃を持っています 受身に回ってしまうことと、スタミナをしっかり持たせることができれば、一方的にやられるような選手ではないのです マレーはいい人なんだと思います 全豪決勝でジョコビッチの足の違和感に対して、ジョコビッチ自身より反応してたように思います ですが、プロとして戦う以上情けなどはいりません おそらく順当に行けば、ベスト4までは間違いなく上がってくるでしょう 是非とも良い試合をみたいです 予想勝率40% さて 長々と書いてきましたが、どれだけよく見積もっても、5割すら超えません それくらいジョコビッチが群を抜いています もちろん私自身も、この最強プレイヤーが生涯グランドスラムを達成して欲しいという気持ちもあります しかし、同時に、本命が本命通りに勝つことなんて、面白くもないですよね どんな集団でも存在する大荒れを期待する人たち 読売巨人がヤクルトに負けるかも ディープインパクトが負けるかも バルセロナがレバンテに負けるかも こういう戦前の予想とは違う方向に向かったときの面白さというのはスポーツでは必ず存在します 今年の全仏は例年と違うことが起こる可能性は高いです さあ、何が起こるのか 今からすでに楽しみです(沙*・ω・)