マドリードOPもベスト8が出そろい、準々決勝が行われました。勝ち上がりはナダル、ベルティヒ、マレー、錦織となりました。顔ぶれを見ると、順当な勝ち上がりです。そして、このベスト4に錦織が残っているのは、日本のファンとしてうれしい限りですね!                                            錦織の準々決勝の相手は、ダビド・フェレール。通算は7勝4敗とリードしている相手ですが、今季は1勝1敗、直近の対戦であるメキシコOP決勝では、錦織のリターンを丁寧に拾われて、ミスを誘ってくるベテランらしい粘りのテニスに、ストレート負けを喫しているだけに、今回はクレーコートでどのような展開になるのか注目して観戦しました。 結果をいうと、6-4、6-2と圧勝という内容になりました。 しかし、第1セットの立ち上がりは、錦織に緊張が見え、固くなった面もありましたが、いきなり2ゲームを取られる厳しい立ち上がり。ボディーサーブなども入れて、フェレールが攻めてきます。 しかし、その後、フェレールもミスが出て(第1セットのダブルフォルトは4つ)、助けられた面がありました。それから、第3ゲームを錦織がブレークバックすると、ここからは落ち着いてプレーができるようになりました。錦織は試合後に、フェレールの得意のラリー戦に持ち込まないように、勇気をもって早い仕掛けを心がけたと語っていますが、その通りで、ネットプレーもゲームによって積極的に使っていました。また、バック側にボールを集めて、フェレールのフォアの強打をうまく封じていました。 第2セットになると、6-2というセットカウント通り、圧倒しました。試合後のスタッツでは錦織のウィナーが22、フェレールが一桁代と大きな差が出ていました。また、試合を通して、ブレークされそうなピンチの時に、錦織はサービスもさえてポイントできたのも圧勝できた理由かと思います。今の錦織は本当に好調ですね。                                            そして、準決勝の相手はBIG4の1人、今季25勝5敗のアンディ・マレー(3位)になります。守備力の高いマレーに対しても、フェレール戦のように、早い仕掛けを心がけたいと語っていた錦織。 準々決勝のマレー対ラオニッチ(6位)を見ましたが、マレーはやはり強いですね。粘り強いですし、重いボールのストローク、サービス共に、高レベルにあるプレイヤーですが、まさにその通りの強さでした。また、意表を突く柔らかいドロップショットのコントロールは絶品で、相手に大きなダメージを与えていた印象です。ラオニッチに6-4、7-5で勝利。マレーもまた、好調のようです。 錦織はマレーに対して1勝3敗ですが、直近の2014年のツアーファイナルではストレートで勝っています。今の錦織でしたら、マレーとも熱戦を期待できると思います!                                         byあかつき18号(あかつきスポーツ☆18ニュースを書いています)