フェデラーの棄権でジョコビッチが優勝
年間獲得ポイント上位8人で争われる、シーズン最後の大舞台、ツアーファイナル。2014年の今大会は、同年に大躍進を果たした錦織圭が準決勝に進出し、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを、あと一歩まで追いつめたことも記憶に新しいでしょう。
決勝のカードは、ジョコビッチと同ランク2位のロジャー・フェデラー。しかし準決勝で腰を痛めたフェデラーが、決勝を前にして無念の棄権。戦わずして、ジョコビッチの優勝が決まりました。
さて、観客席は超満員。このまま終わるわけにいかない大会側は、フェデラーの故障が発覚した時点で、ある男に声をかけ、ジョコビッチとのエキシビジョンマッチを組んでいました。ソファでマリオカート中のマレーを招集
その男とは、すでに予選ラウンドで敗れていた地元イギリスのスター選手、世界ランク6位のアンディ・マレー。
大会を去ったマレーは、今シーズン終了。のんびりと自宅のソファでテレビゲーム「マリオカート」をやっていた際に、いきなり電話がかかってきて、エキシビジョンマッチの打診を受けたそうです。
こうして、ジョコビッチとマレーという豪華なカードによる、2014年シーズン最後の一戦が実現！
エキシビジョンということもあり、ジョコビッチが普段はやらないようなジャンプショットを披露したり、 
ネット際でのテクニカルな攻防があったりと、 
スーパープレーがいくつも飛び出し、見所満載！
このエキシビジョンマッチの、ハイライト動画がこちら。Original:Hoàng Kim Hà
試合はジョコビッチが8-5でマレーを下し、文句なしの強さでシーズンを締めくくりました。 敗れたマレーも、試合後に「マリオカートの方がテニスよりうまい」と冗談を飛ばし、集まった観客を笑わせていました。 [sns]
