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昨季のクレーシーズンで飛躍した錦織

20150407_nishikori_k1 年始からのハードコートシーズンが終わり、テニス界はいよいよクレーコートシーズンに突入。5月末から始まる集大成・全仏オープンに向けて、各選手ここからはクレーコートの大会にエントリーし、調整を重ねていきます。 日本のエース・錦織圭も、20日から始まるバルセロナ・オープン・サバデルに参戦予定。今大会は昨季、錦織が11年ぶりに地元スペイン勢以外の優勝者となった大会で、2連覇を狙います。 今や世界ランク4位にまで登り詰めた錦織ですが、思えば1年前はまだ、世界ランクトップ10外。 今大会での優勝の勢いそのままに、続くマドリッド・オープンでも準優勝という好成績を残し、念願のトップ10入りを果たしました。

飛躍から一転、最後は悔しい結果に

20150407_nishikori_k2 マドリッド・オープンの決勝で錦織が対戦したのは、クレーコートで歴代最多の81連勝や、全仏オープンで9度の優勝など、土の上で無類の強さを誇る王者、ラファエル・ナダル。 しかしこの日、コートを制圧したのはナダルでなく錦織でした。 第1セットを奪うと、第2セットも先にサービスブレイクに成功。勝利まであと一歩に迫った錦織でしたが、股関節の故障が悪化して、最後は無念の途中棄権。 そして、故障明けとなった全仏オープンでは初戦敗退。錦織の2014年のクレーコートシーズンは、飛躍から一転、悔しい結果で幕を閉じました。

クレーキング・ナダルを圧倒した展開力

20150407_nadal_k1 それだけに、今季のクレーコートシーズンの錦織には、注目が集まります。 昨季、コートを所狭しと駆け回ってボールを拾い、チャンスとみるや一気に攻め込んで、あのナダルをも圧倒した錦織の展開力は、間違いなく世界屈指のクオリティ。今季もあのプレーが飛び出せば、必然的に結果はついてきます。 錦織とナダルの一戦の、ハイライト映像がこちら。

Original:Anushaath .P

1年でさらに進化を遂げた新世代のスターが、再び赤土の上に返ってきました。果たして今季は、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、錦織のクレーコートシーズンから目が離せません。 [sns]