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ジョコビッチがマレーを破って大会連覇
5日に行われた、マイアミ・オープン男子シングルスの決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同ランク4位のアンディ・マレー(イギリス)を、7-6(3),4-6,6-0のフルセットで下して大会2連覇を果たしました。
長いラリーが何度も繰り返された、世界屈指の安定感を誇る選手同士のこの一戦。マレーはドロップショットも交え、ジョコビッチを左右だけでなく、前後にも揺さぶって勝機を探りました。
しかし王者ジョコビッチは崩れず。逆に最終セット、マレーの体力が先に尽きる形で、試合は決着しました。
下がりながらのパッシングショット
この試合でジョコビッチが見せた、スーパープレーがこちら。
マレーのドロップショットに素早く反応したジョコビッチ。しかしマレーもコースを読んで、ジョコビッチの背後に返球。
圧倒的不利な体勢に追いやられたジョコビッチですが...。
動画がこちら。
テニスをやったことのある方なら、これがいかに難しい技術か分かるはず...。
ジョコビッチの鉄壁の守りは、左右だけでなく前後の揺さぶりもカバー、簡単には打ち崩すことができません。
マレーは上位陣を打ち崩せず
この準優勝によって、世界ランクを一つ上げて3位となるマレー。
今季は全豪オープンでも準優勝を果たすなど、不調に苦しんだ昨季から立ち直って、かつて「BIG4」と呼ばれたその輝きを取り戻し始めました。
しかし、ジョコビッチにはこれで7連敗。「BIG4」残りの2人、ロジャー・フェデラー(スイス)や、ラファエル・ナダル(スペイン)との対戦も含めると、対「BIG4」の戦績は12連敗と、直接対決ではなかなか牙城を打ち崩せずにいます。
ジョコビッチとフェデラーがやや突き抜けた今のテニス界で、それを追うマレーや、錦織圭、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)らの新世代が果たしてどこまで迫れるのか。
そして、これから始まるクレーコートシーズンでは、もちろん「クレーキング」ナダルのパフォーマンスにも注目が集まります。
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