全英覇者と全豪覇者が激突
21日に行われた、BNPパリバ・オープン男子ダブルスの決勝で、2014年のウィンブルドン覇者であるジャック・ソック(アメリカ)/ヴァセク・ポスピシル(カナダ)組と、2015年の全豪オープン覇者、ファビオ・フォニュイーニ(イタリア)/シモーネ・ボレッリ(イタリア)組が激突。 第1セットをソック/ポスピシル組が、第2セットをフォニュイーニ/ボレッリ組が取って、試合はスーパータイブレーク方式の最終セットにもつれ込みました。 最後は、ネット前でポスピシルが放ったボディ強襲のショットに、ボレッリが反応できず、ソック/ポスピシル組が6-4,6(3)-7,10-7のフルセットで勝利。初のマスターズタイトルを獲得しました。チャンピオンたちによるスーパープレー
四大大会の覇者同士の対戦となったこの試合は、ハイレベルなプレーの応酬となりました。 こちらのポイントではソックが、相手前衛が動いたのを瞬時に見抜いて、見方前衛の真横をギリギリ通す、見事なショットを披露。 また、高いストローク力を誇るソック/ポスピシル組は、2バックの陣形でも、相手ペアをうまく崩すことが出来ます。 こちらのポイントでは、相手が前に詰めたのを見て、ポスピシルが絶妙なロブで頭上を打ち抜きます。 この試合のスーパープレー集がこちら。Original:ATPWorldTour
シングルスの選手達がダブルスでも活躍
今季のシングルスで、世界ランク3位のラファエル・ナダルを下したフォニュイーニを筆頭に、今回決勝で激突した4人は、全員がシングルスでもツアーレベルで戦うトップ選手。 ダブルスの世界ランク1位、ブライアン兄弟など、ダブルスを専門とする選手たちを撃破して、両ペア共、決勝まで勝ち進んできました。用具の進化などにより、ボレーの優位性が薄まってきている現代のテニス界において、ストロークやコートカバーリングに秀でたシングルスの選手が、ダブルスで活躍することも、今後より増えていくのかもしれません。
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