ナダルがクレーで今季初優勝
1日に行われた、アルゼンチン・オープン男子シングルス決勝で、世界ランク4位のラファエル・ナダル(スペイン)が、同ランク60位のフアン・モナコ(アルゼンチン)に、6-4,6-1のストレートで勝利して今季初優勝を果たしました。 今大会は、全試合ストレート勝ちで優勝を決めたナダル。クレーコートで数々の偉業を成し遂げてきた「クレーキング」が、怪我を乗り越えてついに帰ってきました。見せた脅威のスーパーカウンター
ナダルの武器といえば、どんなボールにも追いつくフットワークと、体勢を崩されたところからのカウンターショット。そしてそれは、球足の遅いクレーコートで特に力を発揮します。 今大会の準々決勝、フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)との一戦では、これぞクレーキングといった、スーパープレーを見せました。 動画がこちら。Original:MrTennisUploaderHD
クレーコートシーズンで完全復活なるか
photo:Marianne Bevis
これでナダルは、キャリア通算65勝。現役選手では、ロジャー・フェデラー(スイス)の84勝に次ぐ2位の記録です。 昨季は怪我に悩まされ、ツアー後半は多くの大会を欠場したナダル。今季の前半戦も、全豪オープンでは準々決勝でトーマス・ベルディヒ(チェコ)にストレートで完敗、先のリオ・オープンではファビオ・フォニュイーニ(イタリア)に準決勝で敗れ、連覇に失敗するなど、決して100%のパフォーマンスではありませんでした。 今大会の完全優勝を皮切りに、これから始まるクレーコートシーズン、そして6連覇のかかる全仏オープンで復活を見せるのか。ナダルの今後に注目が集まります。 [sns]