メキシコOPベスト16の試合が行われ、錦織選手がイェン スン ルー(盧彦勲)を見事な試合内容で圧倒しました。 試合時間は59分。まさに、ランキング5位・第1シードの実力をいかんなく発揮した試合だったと思います。 相手のイェン スン ルーは、ランキング61位とはいえ、過去には4大大会でベスト8に進んだこともある実力者です。 錦織以前のアジア・テニス界を引っ張っていたまさに台湾の雄。しかし、今の錦織には歯が立ちませんでした。 錦織が名実ともに、アジアのテニス界を引っ張る存在になったと言える象徴的な試合だったかもしれません。 この試合、第1セット6-1、第2セット63と数字が示す通り、錦織がブレークを何度も取り、勝利しています。身長が高いビックサーバーを苦手とする錦織ですが、体格差が西洋の選手ほどないイェン スン ルー(180cm)とはやりやすかったのかもしれません。また、この試合は錦織の調子も良かったと思います。一方、イェン スン ルーは調子が悪く、ミスが目立ちました。 錦織は試合巧者ぶりも見せました。流れがある時は一気に攻め、悪い時には自分のサービスをキープする。そうすることで、省エネの試合を見せました。優勝を目指すには、体力の温存は大きな要素です。 次の試合相手は、アレクサンダー・ドルゴポロフ。 『コートの手品師』の異名を持つ、ウクライナのトップ選手です。 ショットセレクションで独特な選択をすることがあり、このような異名がつきました。 高い運動神経と技術を持っており、今大会は第5シード、ランキングは24位です。 錦織が先日優勝したメンフィスOPにも出場していましたが、錦織と戦うことなく敗れています。 全豪ではベスト8に入った経験があり、2014年にはナダルを破ったこともある実力者です。 いよいよ、ランキング上位の強豪との対決となる錦織の試合に注目です! byあかつき18号(あかつきスポーツというスポーツを楽しむ人のためのサイトを運営しています。錦織の情報もたっぷり配信中です!)