今季15勝1敗、2大会制覇のワウリンカ
photo:Marianne Bevis
今季の全豪オープンにディフェンディングチャンピオンとして出場するも、準決勝で敗れ、世界ランクを4位から9位にまで落とした、スタニスラス・ワウリンカ。 昨季は好不調の波が大きく、全豪オープンの優勝にポイントが大きく依存していました。そのため、ベスト4であっても急激にランクを落とす結果となりましたが、今季はここまで絶好調。 全豪オープンを含めた3大会に出場して、うち2大会で優勝。全豪オープンも敗れたとはいえ、準々決勝では勢いに乗る錦織圭をストレートで下すと、準決勝では優勝したノバク・ジョコビッチを相手に、フルセットの大激戦を演じました。 今季の戦績はなんと15勝1敗。この勢いをシーズン通して持ち続けられれば、再び「BIG4」に食い込むポテンシャルも十分にある選手です。世界一とも称される片手バックハンド
ワウリンカの武器といえば、世界一とも称される強烈な片手バックハンド。 15日に行われたABNアムロ・ワールドテニスの決勝でも、トーマス・ベルディヒを相手に、素晴らしいバックハンドで試合を組み立てました。 まずは、サーブからのバックハンドで先制攻撃。ベルディヒも上手く凌ぎますが、 ラリーの中で、もう一発バックハンドを強打!これで完全にベルディヒを体制を崩すと、 最後はネットに詰めて、絶妙なハーフボレーでフィニッシュ。 動画がこちら。Original:ATPWorldTour
近年のテニス界を勝ち抜くためには、高いストローク力が必須となり、強打が難しい片手バックハンドの選手は昔と比べて、少なくなりました。 そんな中で、打ち負けないどころかむしろ打ち勝ってしまう、ワウリンカのド派手な片手バックハンドは、非常に華があり、エキサイティングなショットです! [sns]