まあ、今回出場できなかった選手も含めて、IBMのドロー表とITFの最新ランキングを絡めて書いてみようかと。 (注:今回は完全に愚痴記事です、こんなもん書いていいのか迷いましたが危機感を共有して頂きたくて書きます) まずはITFのランキング。男子は国枝選手がぶっちぎりの7000ポイントオーバーで一位。 二位のS. HOUDET選手(仏)が4446ポイント、3位のG. REID選手(英)が3928ポイント、4位のGustavo FERNANDEZ選手(亜)が3074ポイント。 まあ、この4人は男子の4強と言っていいでしょう、全豪のドロー表を見ると何故か1回戦から3位と4位がぶつかってますが、それはご愛嬌。 で、トップ6までに2名送り込んで今回シングルスで同一国二枠確保している国がひとつ。ランキング2位と5位に居る仏です。 逆説的に言えばランキングトップ7+地元枠でシングルスは争われます。 で、7位と8位とのポイント差は約200。 ということは、8位の眞田選手が残りのグランドスラムに確実に参加するには200~400ポイント以内にひしめく上位選手を退けていかなければなりません。 ちなみに5位のN. PEIFER選手(仏)が2649ポイント、7位のM. SCHEFFERS選手(阿)が2434ポイント、そして8位の眞田選手が2222ポイント。 トップ4の牙城は大きすぎますが、5位以下は混戦であることはポイントからも分かります。逆に言えば、連続優勝を重ねればグランドスラムも夢ではありません。 一番のベストは常時トップ4に食い込んで行くことですが、今のところ、そこまで期待するのはちょっと難しいかなぁとも思います。 (ちなみに、車いすテニスマスターズはトップ4の選手が参加権を保持と、ある意味でグランドスラムより絶望の壁だったりします) 女子の方は、上地選手が5128ポイントとこっちも二位以下を1000ポイント前後突き放して圧倒的トップ。 年齢を考えてもこれから成長の上積みはありすぎるので、スーパーシリーズやグランドスラムで一回戦負けし続けなければ年間王者を今年も保持でしょう。 (問題は今年に限って言えばマスターズを制することが出来るのか、そしてリオパラで制覇できるかと東京まで情熱が持つのかぐらいでしょう) 問題は、他に日本人選手がランクトップ10にはいることがないことぐらい。 まあ、上地選手が今後絶対王者化すれば10年は楽しめるので、それまでに男子の後継者が出てきてくれることを願うのみです。 (三木選手はいい選手なんだが、更に下にいい選手がほしいというジレンマ。25歳でトップテン入りしている時点で十分すごいのですが) そして裏でひっそりと終わっていたりするクアード部門。 コレだけPDFで表記ってIBMさん、ちょっと扱い悪くありません?(汗) (いやまあ、男女混合で4名しか参加できないから扱い小さくなるのは仕方ないけどさ)