見事に体調を崩してしまい3日間ブログを休ませていただきました。その間生で試合を見られたのは錦織の初戦とナダルの1,2回戦だけで、正直とても悔しい。多くの選手を見られるはずの序盤戦をじっくり見られなかったのは非常に残念です。2013年ウィンブルドン以来となる添田の勝利も見逃してしまいました。  とりあえず上位16人のシード選手を見てみると、現在力の劣るグルビスとフォニーニがやはり駄目で(特にグルビスは完全に一昨年~昨年の勢いが失われてますね)、あとロブレドが残念ながら棄権してしまいました。  ベテラン勢に目を向けると、年長者の上位3選手、ラッセル、カルロビッチ、エストレラは全員敗戦。現在32歳の1982年勢もフェレールを残して全員敗退となり30代に厳しい全豪となっています。唯一フェデラー世代の1981年勢だけが本人に加えてF・ロペス、ベッカー、ロレンツィ、ヒューイットと勝ち星を伸ばしています。  しかし序盤戦の注目はなんといっても若手陣。世代交代というと錦織やラオニッチですが、キャリアのピークを迎えつつある彼らをもう若手と言えないのでどのメディアも敢えて「次世代組」と呼んでいます。錦織はジョコビッチと2年半しか誕生日が違いません。本当の意味での若手陣の台頭が求められているのです。  22歳以下の選手で初戦を突破したのはコキナキス、キリオス、トミッチと全員が地元オーストラリア勢。先週ベスト4に入ったプイユや優勝したヴェセリも期待されましたが残念ながら初戦で散ってしまいました、プイユは同国の先輩モンフィス相手にフルセットの激戦でしたが最後は先輩が意地を見せています。そして昨日は3人の二回戦が行われてキリオスとトミッチが勝ち残りました。地元対決となったコキナキスもグロースを追い詰めましたがこちらも先輩の意地が勝って後輩を撃退。  なんといっても注目はキリオス。次はノーシードの世界75位ジャジリと対戦します。これに勝利すればいよいよフェデラーへの挑戦権を獲得するのです。実現すれば夢の対決となるでしょう。歴史的な世代交代は起きるのでしょうか?  そのフェデラーは昨日自身史上4度目となるMTOを取って治療を行うなど、序盤はボレリの前に苦しみました。それでも第2セット以降はあっさり3セット連取し2回戦突破。3回戦はシャルディを破ったセッピに決まっています。キリオスほどではありませんがこちらもだいぶ楽になりました。4回戦が勝負の一戦となりそうです。  アルマグロをしっかりストレートで撃退した錦織はじめトップハーフの上位シードはきっちり勝ち上がっていますが、ボトムハーフのシード陣は苦しんでいます。グルビスだけでなく、ディミトロフと同世代対決をするかに思われたゴファンも敗退。そして何よりナダルの大苦戦!ナダルは自らのストロークが不調でとことん苦しみました。もちろんスマイチェクもいいプレーをしていたのですがここまでもたついた責任は間違いなくナダルにあるでしょう。しかしそれを差し引いてもいい試合でした。特に最終セットはナダルが押し込みながらもスマイチェクが踏ん張ったことで緊張感溢れる好試合となりました。両者ともいいショットを打ち込み、見てる側としても手に汗握る試合に。ナダルがブレイクして迎えた最終ゲームもデュースまで行きましたしね…  錦織と添田は今日2回戦を戦います。現在錦織が第2セットを奪い返しました。この勢いで頑張れ!