全豪オープンのドローが発表になりました。 ドローの内容については全豪オープンドロー発表。錦織の対戦相手予想と展望に書いていますが、まずまずのドローだと思います。 ※あえていうなら一回戦の○○と4回戦のフェレールは当たりたくはなかったですが 過去に何度も書いていますが、全豪でSF以上の成績をあげると錦織は最高3位までランキングを上げることが可能です。 錦織はQFでワウリンカと戦いことになると思います。ワウリンカに勝つことがSFへの条件と言っても過言ではないと思います。 まず全豪オープンで失効するポイントを差し引いたポイントランキングを見てください。 これを見るとナダルと錦織の差は540ptとなります。 540ptはSF敗退獲得ポイント(720)-R16(4回戦)敗退ポイントとなり 錦織がSF敗退となり、ナダルがR16敗退となればポイントが同点となります。 同点なら同率3位なのかと思われるかもしれませんが、そうではなく過去1年で出場した大会数の少ない選手が上位となります。 今回の錦織とナダルはナダルのほうが出場大会数は少ないので同点であればナダルが上位となります。 ということで錦織がSFで敗退した場合は、ナダルがR32で敗退することが条件となります。 ですが、上記の錦織がSF敗退、ナダルがR32(3回戦)敗退した場合でも、錦織は全豪オープンの翌々週のメンフィスでの大会で優勝しています。ですので、最大190ptを失う可能性があり、ナダルに逆転されてしまいます。 (出場予定選手は上位選手ではイスナーやブリスベンの大会でダブルスのペアを組んでいたドルゴポロフ、ドーハでジョコビッチに勝利したカルロビッチ等がいます。) 錦織がSF敗退で、メンフィスでの大会に欠場しても抜かれなくするためにはナダル が一回戦敗退するしかありません。 さすがにいくら休養明けで調子のよくないナダルでも一回戦敗退の可能性はかなり低いでしょう。ですので、実際はSFでは3位維持をすることは難しいでしょう。 またSF敗退では下位の選手に抜かれる可能性もあります。可能性は低いものが多いのですべては書きませんが、可能性があるとすればラオニッチがF進出、マレーの優勝(個人的、ボトムハーフはマレーが勝ち上がってくるのではと思っています。) しかし逆にナダルはメンフィスの大会の翌週に開催されるリオで優勝しており、最大500ポイント失効する可能性があります。(リオはクレーコートです。ナダルが簡単に優勝してしまう可能性もありますが…) ナダルが500ptを失効した場合は全豪で錦織がSF敗退してもナダルがQF以下で敗退した場合に逆転することになります。 ナダルのQFでの対戦相手はおそらくベルディヒになるでしょう。ナダルの調子が問題なければナダルが圧倒的有利でしょうが、現在のナダルであれば十分QF敗退もあり得ると思います。 だらだらと書いてわかりにくくて申し訳ありません。 今までのところを簡単にまとめると ・錦織はSF以上で3位の可能性あり。 条件 ナダルがR32敗退 その他ラオニッチ決勝進出やマレー優勝した場合は不可。 ・錦織はメンフィス、ナダルはリオでの大会で優勝しておりポイントの失効でランキングが変化する 次に錦織がF進出した場合について考えてみたいと思います。 SFではほぼ間違いなくジョコビッチが勝ち上がってくるでしょう。 ジョコビッチに勝利することがF進出の条件となります。 F進出以降は3位の条件は簡単です。は条件は簡単です。 ・決勝で勝利する=優勝する(優勝した場合は3位確定です。) ・決勝で負けてしまった場合は決勝の相手がナダル・マレーでなければ3位確定です。  ※ラオニッチが優勝の場合も3位になりますが、錦織とラオニッチはトップハーフです。ですので、ラオニッチ対錦織が決勝で実現することはありません。(当たり前のことですが) ボトムハーフの上位シード選手は[2]フェデラー、[3]ナダル、[6]マレー[7]ベルディヒとなります。 本命:フェデラー 対抗:ナダル・マレー 穴:ベルディヒ 大穴:ディミトロフ といったところでしょう。 本命が来るか、穴、大穴が決勝に来たとき錦織の3位が確定します。 以上のところを踏まえて全豪後に錦織が3位にいる可能性は5%ぐらいではと考えています。 まずSF以上の成績を残す可能性は40%程度だと思います。SFまでにフェレール、ワウリンカを倒さなければいけないため決して楽に勝ち上がることはできません。SFでの3位の条件のナダルのR32以下での敗退はいくら調子が悪いとはいえ可能性は低いでしょう。また錦織に優勝の可能性はあると思いますが、現実的にワウリンカ、ジョコビッチ、フェデラーをすべて倒す可能性は数%と言わざる得ないと思います。しかし数%でも可能性があることはすごいことだと思いますし、その数パーセントに期待したいと思います。 これまで散々全豪後に3位になる可能性について書いてきましたが、今回の全豪でSF以上の成績を残すことができれば今年中に3位になる可能性は十分あると思います。なので、最低限SFまでは進んで3位の座を狙える位置につけておくことが、今回の大会では最も重要なことだと私は考えています。