全豪オープンがいよいよ迫っています。まず大会前に昨年の各選手の獲得ポイントを確認しておきましょう。 *11位ディミトロフと12位ツォンガのポイント差1000pt近くありますので11位までとしました。 2000ptを獲得しているワウリンカが前回大会優勝者です。 ちなみに錦織の獲得している180pt R16敗退です。 なぜ去年の成績を確認したかというと全豪オープン終了に伴い、各選手は上記のポイントを失います。 ということで現在の獲得ポイントから昨年の全豪オープンのポイントを引いたポイントが以下のようになります。 表を見てわかる通り錦織は全豪前の暫定順位で4位となり、このままの順位で行けば自己最高位更新となります。 また当然のことですが、昨年優勝のワウリンカは大きくポイントが下がり暫定では順位を10位としています。 たった1つ大会でこれだけの順位の変動があるということからも、グランドスラムという大会の重要性が見て取れると思います。 では次に各選手が優勝した場合の最高順位とその条件を見ていきたいと思います。 ※チリッチは残念ながら全豪欠場を発表しています。 表の青で塗られている選手が最高位1位、黄色が3位、緑が4位です。 全豪後のランキング1位の可能性があるのはフェデラーとジョコビッチです。 しかしながらフェデラーが優勝した場合でもジョコビッチ4回戦まで勝ち上がれば1位が確定します。ジョコビッチが3回戦以下で敗退する可能性とフェデラーが優勝する可能性を踏まえるとジョコビッチが全豪後も1位を確保すると考えていいでしょう。 また、フェデラーと3位ナダルのポイント差が2000pt以上あり全豪での逆転は不可能ですので、ジョコビッチ同様、フェデラーも2位もほぼ確定です。 さて続いて3位についてですが、可能性のある選手が、ナダル、錦織、ラオニッチ、マレー、ベルディヒ、フェレールの6選手に可能性があります。 3位争いに錦織の名前があります。錦織とナダルに関しては優勝した場合3位が確定ですが、ラオニッチ、マレー、デルディヒ、フェレールに関しては優勝した場合でも条件付きです。条件を簡単に表にまとめました。 ラオニッチ ナダル以外が準優勝 マレー ナダル以外が準優勝 ベルディヒ ナダルがQF以下 錦織がSF以下 フェレール‎ ナダルがQF以下 錦織がSF以下 錦織に関してはSF以上で全豪後3位の可能性があります。3位の条件に関しては整理してから別途大会前にアップしたいと思います。 今後の記事掲載予定 ・錦織の全豪オープン後3位の条件と可能性 ・錦織の全豪オープンドローについて 追伸 錦織の3位の可能性は低くないものと思います。しかし、錦織自身も思っていると思いますが、目指すべきは頂点であって3位ではありません。 いまのポイントを見ても3位からフェデラー、ジョコビッチのポイント差が非常に大きいです。 また、ナダルに関しても昨年末からの怪我でポイントを落としており、たとえ全豪後に錦織がランキングを抜かしたとしても実力がナダルよりも上とは言えないと思います。 錦織は昨年の全米オープンを除くグランドスラムでの獲得ポイントが370ptとQF(ベスト16敗退)で360pt加算されることを考えると頂点を目指すには寂しいポイントとなっています。 この全豪後に3位となるということは日本人にとって嬉しいことではありますが、頂点に向けて、最低でもSF以上の成績が収められることを期待したいと思います。 ※ポイントに関しては自分で作ったツールを用いて間違いがないか都度確認をしていますが、万が一間違いに気づいた方がいらっしゃいましたらご指摘をお願いします。