Brisbane International presented by Suncorp 錦織defジョンソン 6-4 7-5 速報です。 錦織の今季シングルス初戦は見事白星発進となりました。 2015年から錦織に興味を持った人もいると思うので、基本的な所から。 【今大会の位置づけ】 ・上から順に4大大会、マスターズ1000、ATP500、ATP250、とある中でこのブリスベンの大会はATP250。数字は優勝した時の獲得可能ポイント数を表しています。 ・今週はATP250の大会がブリスベン以外にチェンナイ、ドーハの2か所で開かれている。 ・ブリスベンには世界ランク5位の錦織は第2シードで登場。上位4シードは1回戦免除のため、初戦であるこの試合がドロー的には2回戦にあたっていた。 ・第1シードがフェデラー。第3、4シードがラオニッチ、ディミトロフ。順当に行くと準決勝でラオニッチと当たる。 ・2015年第3週と4週は全豪オープン。第1週である今週は全豪オープンへの調整も兼ねて、普段はATP250にあまり多くでないトップ選手も今週は参加選手が多い。 ・だから優勝できればするに越したことはないけど、そんなに頑張んなくてもまあ結果オーライ、といったところ。 まあこれだけ知っておけば今年から錦織追う人には十分すぎるくらいでしょう。 【試合所感】 ・サーブいい感じじゃないでしょうか。確率も約70%。エースも7つ。 1試合だけではわかりませんが上々の仕上がりだと思いました・ ・ジョンソンは“典型的アメリカ”って感じの人でした。あんまり見たことなかったんですが、サーブとフォアが強い人でした。バックは安定感がなくスライスを多く使ってました。ガスケとの試合分析で前に書きましたが、錦織は安定のバックハンドがあるのでバックハンドのクロスラリーに持ち込めばこのレベルではほぼ負けないな、と感じました。 ・第2セット第4ゲーム少しもたつきましたが心配いらないでしょう。しっかりキープしましたし、デュースからの耐えるバックのクロスラリーもあり、攻めるとこはせめ、とかなり良かったと思います。 ・ジョンソンの1球目のセカンドサーブを錦織のボディに打ったのが印象的。ワイドサーブを錦織が返したときのリターンの鋭さは世界的に認知されつつあるので、今後対戦相手は錦織を研究してボディサーブを多く打ってくる可能性が高いな、と感じた。ボディサーブのリターンはリターンがよい錦織でも課題の一つ。 ・とにかく2015年初戦勝利おめでとう! 【チャレンジにまつわるあれこれ】 ・ゲーム決まったと思った瞬間のチャレンジが最後のほうに2回。ゲーム錦織!って主審が言うところを、Game 。。。Johnson is challeging ~って続いてたので聞いててはらはらしてどうなるか!って感じで面白かったです。チャレンジがなかった時代にはなかった愉しみ方ですね。 ・(たぶん)錦織は一度、自分のサーブに対して、「自分のサーブが入ってなかったんじゃない?」とチャレンジしようとしてました。(笑) 錦織は自分のサーブ入ってなかったと思ってジョンソンのリターン見送ってしまってリターンエースになってしまっていたためです。結局「コールが遅い」ということで主審に認められなかったのですが、じゃあどのタイミングでするんだよー、そんなに遅くはなくない?って個人的には見ていて思いました。このあたりは主審の裁量によるところもあるので難しいんですけどね。自分のサーブにチャレンジする、めずらしいですがたまにこういうことも起きます。 【14:05追記】 ・スタッツ追加しました。 ・チャレンジにまつわるあれこれ、追加しました。