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テニス界屈指の脚力を持つナダル

20141217_nadal_k6 photo:Marianne Bevis

テニス界で史上2人目となる、四大大会全制覇を成し遂げた、スペイン出身の偉大なるプロテニス選手、ラファエル・ナダル。 ナダルのテニスといえば、サウスポーから繰り出される、強烈なストロークも印象的ですが、最大の魅力はやはり、どんなボールにも追いつく、その驚異的なフットワーク! 今回は、改めてナダルのフットワークの凄さが、際立つプレーをご紹介します。

真逆を突かれても反応!

シーンは、2014年の全豪オープン準決勝、ロジャー・フェデラーとの一戦です。 前に出てきたフェデラーのボレーを、アングルと予測して斜め前に走り出したナダルでしたが、フェデラーは深いストレートにコントロール! 完全に真逆を突かれたナダル、ボールを追い越してしまいます。 20141217_nadal_k1 フェデラーも、さすがにこれは決まったと思ったことでしょう。 しかし...。 20141217_nadal_k2 動画がこちら。

Original:ESPN

3年連続でリターンゲーム取得率No.1

20141217_nadal_k5 photo:Marianne Bevis

ナダルのこの圧倒的な守備力は、数字にも現れています。 テニスにおいて、相手が優位な状況から始まるリターンゲーム。このリターンゲームにおいて、ナダルはATPツアーで2012年から2014年まで、3年連続で取得率No.1を記録しています。 2014年の取得率は35%。同ランクで6位につけた錦織圭も、リターンゲームに強いとされていますが、それでも28%。サーブを武器に戦うミロシュ・ラオニッチに関しては、16%。 サービスキープが当たり前のトップ選手の試合において、ナダルは3ゲームに1度、ブレイクに成功してしまうということで、これは物凄い数字です。 ただ強いだけではない、圧倒的な個性を持った選手であることが、ナダルのアスリートとしての魅力を、更に高めているのでしょう。 [sns]