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世界が期待した若き才能、デル・ポトロ
photo:mirsasha
今季、全米オープンの決勝を戦った、
錦織圭や
マリン・チリッチを始めとして、
ミロシュ・ラオニッチや、
グリゴール・ディミトロフなど、新たな世代の選手たちが、活躍を始めた男子ツアー。
しかし、錦織の1学年上、チリッチと同学年で、最も早く世界のトップクラスに登り詰めた、
ファン・マルティン・デル・ポトロは、今季、左手首の手術により、ほとんどプレーをすることができませんでした。
2015年の復帰を目指す
今季、手術後の7月に公開された、デル・ポトロの練習風景がこちら。
この時はまだ、バックハンドを片手で打っていますが、198センチの長身から繰り出されるフォアハンドは、やはり迫力があります。
Original:DelpoOficial
20歳で全米オープンを制覇
photo:mirsasha
デル・ポトロが大ブレイクを果たしたのは、2009年。
全豪オープンでベスト8、
全仏オープンではベスト4の好成績を残しました。
そして迎えたシーズン最後の四大大会、
全米オープンでは、20歳の若さにして、準決勝で
ラファエル・ナダル、決勝で
ロジャー・フェデラーという、当時、圧倒的な強さを誇った2選手を撃破し、見事優勝。
その後の
ツアーファイナルでも、準優勝を果たしました。
右手首を手術し、長期離脱を経験
photo:mirsasha
2010年シーズンは、開幕直後に自己最高となる、世界ランク4位を記録しますが、右手首の故障が悪化し5月に手術。シーズンをほぼ丸々、休養に当てる形となりました。
しかし2011年、400位台にまで落ちていた世界ランクを11位まで戻したデル・ポトロは、シーズン終了後に、ATPアワードのカムバック賞を受賞。見事な復帰を果たしていました。
今回、再び故障に苦しめられているデル・ポトロですが、また来季、元気な姿でコートに帰ってきてくれることを信じています。
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