今週の世界ランキング。このランキングが年度末ランキングとなります。  トップ選手が参戦する大会はデビスカップのみで、トップ10は変動ありません。デビスカップに参戦したスイス勢は1勝づつ加えて75P増やしています。このほかの選手ではウルグアイのチャレンジャーに参戦したクエバスが2週連続のCH優勝、先週よりさらに2つ順位を上げてギリギリでトップ30に滑り込みました。もちろんキャリアハイ更新です。  先週行われたチャレンジャー・ファイナルズではアルゼンチンの22歳、シュワルツマンが優勝しました。フェレールよりさらに5㎝も小さい、トップ100で最も身長の低いシュワルツマンですが今回の優勝でキャリアハイを大幅に更新する61位までランキングを上げています。アルゼンチン期待の若手として来年ツアーで躍動する姿が見られるかもしれません。  そして日本の豊田CHでは添田豪が伊藤竜馬をストレートで破り見事優勝を果たしました。添田はCH通算16勝目、これは大先輩の鈴木貴男らと並ぶ歴代2位という快挙(1位は台湾のルーで21勝)です。この優勝により添田は今週のランキングを丁度100位とし、全豪オープンへ本戦ストレートインすることがほぼ確実となりました。錦織、94位の伊藤竜馬と合わせ、来年の全豪には日本男子3人の出場が決まっています。  今年は錦織以外の日本男子も飛躍の年となっています。今週豊田でベスト8に入った19歳の西岡は4ランクアップして154位。2013年度は573位だった西岡はなんと400位以上のジャンプアップ!来年以降のトップ100入り、そしてさらにその上に期待がかかります。このほか24歳の守屋(146位)、21歳のダニエル太郎(11/3付155位、現在177位)らも今年は続々とキャリアハイを更新。100位以内に3人、200位以内に杉田を含めて7人。日本も中々層が厚くなってきたのではないでしょうか、後はダブルスの得意な選手が出てきてくれるとデビスカップ上位進出も夢ではなさそうなのですが…