地元期待のマレー、ラウンドロビンで敗退
地元イギリスの期待を一身に背負った、アンディ・マレー。 しかし初戦で、初出場の錦織圭に敗れると、3戦目ではロジャー・フェデラーに、0-6,1-6で屈辱の完敗。 かつてジョコビッチやフェデラー、ラファエル・ナダルと並んで「BIG4」と呼ばれたその強さは影を潜め、ラウンドロビンで姿を消しました。「9人目の男」フェレールの参戦
ミロシュ・ラオニッチが故障により、ラウンドロビンの3戦目を前に、棄権を発表。代替選手として、世界ランク10位のダビド・フェレールが緊急参戦しました。 惜しくも錦織に敗れたものの、今大会屈指の壮絶な打ち合いを演じ、会場を大いに沸かせました。新世代の顔、錦織が示した確かな力
初出場ながらラウンドロビンを突破した錦織は、準決勝でジョコビッチを相手に、今大会唯一セットを奪うなど、肉薄。 今季、大躍進を果たした24歳は、ツアーファイナルの舞台でも、その確かな力を世界に証明しました。4本のマッチポイントを凌いだフェデラー
フェデラーは、同胞のスタニスラス・ワウリンカとの準決勝で、計4本のマッチポイントを凌ぎ、大逆転で勝利を収めました。 一方、敗れたワウリンカも、一時期の不調から脱し、今大会では素晴らしいプレーを披露しました。ジョコビッチが3連覇を達成
決勝はジョコビッチとフェデラー、世界ランク1位と2位による顔合わせとなりましたが、直前でフェデラーが背中の故障のため、棄権を発表。 最後は予想外の形で、ジョコビッチが3連覇達成となりました。 今大会の激戦がよみがえる、動画がこちら。Original:ATPWorldTour
錦織やラオニッチ、マリン・チリッチ、グリゴール・ディミトロフなど、新世代の選手の台頭が目立った2014年シーズン。 しかし最後は、ジョコビッチとフェデラーが、その壁の高さを改めて見せつける形で、幕を閉じました。 [sns]