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フェデラーがマレーに圧勝

20141114_federermurray_k1 photo:Marianne Bevis

14日に行われた最終戦、ツアーファイナルのラウンドロビンで、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)が、同ランク6位のアンディ・マレー(イギリス)に、6-0,6-1のストレートで圧勝。ラウンドロビンで3連勝し、無傷の1位通過を果たしました。 一気に11ゲームを連取したフェデラーは、マレーに最後の最後で1ゲームのキープを許すも、続く自身のサービスゲームを締めて、わずか56分で試合を決めました。

マレーの思惑を打ち砕く弾丸フォア

この試合、マレーはいつものように、持ち味の粘り強いプレーから、突破口を切り開こうとしました。 球足が遅めで、ボールもよく弾む今大会のサーフェスは、相性的にも良好。 こちらのポイントでは、フェデラーにとって最も打ちづらい、片手バックハンドの高いところを、ムーンボールで狙います。 20141114_federer_k1 ひたすら同じコースにボールを集め、甘くなるのを待ちますが... 20141114_federer_k3 マレーの思惑に、全く付き合わないフェデラー。 強引に回り込んで、コート後方にも関わらず、思いきりフォアハンドを叩き込みます! 20141114_federer_k2 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

世界屈指の守備力を誇るマレーが、あれだけ後方から放ったショットを追えないというのは、ほとんど見たことがありません。 それだけ、フェデラーのこのフォアハンドは、コース、スピード共に別次元の一発でした。

ツアーファイナルといえばフェデラー

20141114_federerdjokovic_k1 photo:Marianne Bevis

同大会に13年連続での出場となるフェデラーは、これまでに史上最多となる、6度の優勝経験があります。 更に、これで12度目となる準決勝進出を果たし、こちらもイワン・レンドルと並んで最多記録となりました。 未だに、テニス界の記録を更新し続けるフェデラー。33歳となった今でも、その強さは衰えを知りません。 [sns]