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錦織がマレーをストレートで下す

20141110_nishikori_k1 photo:Marianne Bevis

8日に行われた最終戦、ツアーファイナルのラウンドロビンで、世界ランク5位の錦織圭が、同ランク6位のアンディ・マレー(イギリス)に6-4,6-4のストレートで勝利。ラウンドロビンを1勝0敗としました。 錦織は、これまでマレーと3度対戦して全敗。1セットも取ったことがありませんでしたが、今季初対戦となったこの試合では、錦織がマレーを圧倒。初勝利を挙げました。

接戦の中、要所でギアを上げた錦織

マレーの鉄壁の守備に対して、錦織が終始、攻撃を仕掛ける展開となった、この一戦。 今大会の初戦ということもあってか、序盤は錦織、マレー共に簡単なミスの多い、緊張感漂う立ち上がりとなりました。 第1セット、尻上がりに調子を上げていった錦織は、共に1度のブレイクを分け合って迎えた第7ゲームで、2本連続の回り込みフォアを披露。マレーからエースを奪うと、会場はこの日一番の盛り上がりを見せます。 勢いに乗った錦織は、5-4とリードしたマレーのサービスゲームで、ギアを一段階上げたプレーを披露。ドロップショットも交えて、完全にマレーを翻弄すると、このゲームをブレイク。第1セットを先取します。 第2セットは、第2ゲームでいきなりブレイクに成功した錦織が、一気に3ゲームを連取。 第7ゲームでブレイクバックを許しますが、第1セットと同じく、5-4で迎えたマレーのサービスゲームで、再び集中力を高めた錦織が、エースを連発。このゲームをブレイクして、接戦に終止符を打ちました。

フェデラー、ラオニッチと対戦

20141110_federer_k1 photo:Marianne Bevis

錦織とマレーの試合の後は、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と、同ランク8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の試合が控えます。 錦織とマレーが属するラウンドロビン、グループBは、このフェデラーとラオニッチを加えた4人で構成されており、総当たりの後、上位2人が決勝トーナメントに進出。 もう一方のグループAには、今大会2連覇中の世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の他に、スタニスラス・ワウリンカ(スイス)、トーマス・ベルディヒ(チェコ)、マリン・チリッチ(クロアチア)が属します。 [sns]