ジョコビッチがラオニッチに完勝
2日に行われた、BNPパリバ・マスターズ男子シングルス決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同ランク10位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に、6-2,6-3のストレートで完勝し、大会2連覇を達成しました。ラオニッチ得意のサーブを攻略
photo:Martin Kalfatovic
世界屈指のビッグサーブを誇るラオニッチ。この日も時速220キロを超える高速サーブを何度も放ちましたが、ジョコビッチはことごとく跳ね返しました。 ラオニッチの、ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、準々決勝のロジャー・フェデラー(スイス)戦で85%、準決勝のトーマス・ベルディヒ(チェコ)戦では90%にまで及びましたが、この日は65%。 ファーストサーブの確率も66%と、決して悪い数字ではなかったラオニッチですが、フェデラー戦で放った21本ものサービスエースは、わずか9本止まり。 ジョコビッチはこの試合、ラオニッチ最大の武器の攻略に成功しました。ジョコビッチはインドアで27連勝中
ジョコビッチはこの2年間、インドアで負け無しの27連勝中。最後に負けたのは、2年前の同大会にまでさかのぼります。 インドアのコートでは、ボールが風の影響を受けることなく、騒音を遮断した空間で、集中力も向上。今大会でも、ジョコビッチの正確なテニスが、より際立ちました。ジョコビッチが見せた鉄壁のプレー
この試合で見せた、ジョコビッチらしいプレーがこちら。 ラオニッチがエース級のダウンザラインを放ちますが、見事にキャッチ! 更に、ラオニッチが至近距離から強打を放ちますが、これにも反応! 鉄壁の守備力を誇るジョコビッチ。ラオニッチがなにをしても、決まりません! 動画がこちら。Original:ATPWorldTour
結局、全試合1セットも失うことなく、優勝を果たしたジョコビッチ。 王者の強さを、改めて証明した大会となりました。 [sns]