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前週優勝のマレーが初戦を快勝

20141023_murray_k4 photo:Marianne Bevis

22日に行われた、バレンシア・オープン男子シングルス1回戦で、大会第3シードの世界ランク10位、アンディ・マレー(イギリス)が、同ランク121位のユルゲン・メルツァー(オーストリア)に、6-3,6-3のストレートで快勝し、初戦を突破しました。 マレーは、前週のエルステ・バンク・オープンで今季2勝目を挙げ、2ヶ月ぶりに世界ランクトップ10にも返り咲き。 勢いそのままに、2週連続優勝を狙います。

俊足を活かしたマレーのスーパーキャッチ

マレーの持ち味といえば、どんなボールにも追いつく、脅威のコートカバーリング。 この試合でも快足を飛ばして、普通ではありえないような、スーパーキャッチを披露しました! ドロップショットでマレーを揺さぶるメルツァー。マレーもコートの後方から、素晴らしいダッシュを見せて追いつきます! 20141023_murray_k1 しかしマレーの返球に対し、メルツァーは絶妙なアングルボレー! これ以上ないところにボールを落とし、さすがのマレーも追いつけないかと思いきや... 20141023_murray_k2 ものすごい加速で、なんとこのボールにも追いついてしまいます! 更に注目は、もし次のボールが返ってきても走れるように、右足でしっかり切り返しているんですね! こんなにコートの外にいるにも関わらず...! 20141023_murray_k3 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

まさか追いつくとは思わなかったのでしょう、カバーが遅れ、メルツァーのストレートはがら空きでした。 若干の油断を見せてしまったメルツァーに対して、マレーはコートの外に追い出されても、まだボールを追う姿勢を見せていました。 2バウンドするまで諦めない、決まったと油断しない。 足の速さだけでなく、このような高い意識も、マレーの素晴らしいコートカバーリングを作り上げる、重要な要素となっています。 [sns]