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台頭する2人の17歳

20141023_coric_k2 photo:Carine06 ▲ボルナ・コリッチ

テニス関係者の間で、その才能が高く評価される2人の17歳、ボルナ・コリッチ(クロアチア)と、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、22日のスイス・インドア一回戦で、揃って力を見せました。 まずはコリッチ。世界ランク124位のコリッチですが、大会第6シード、同ランク13位のエルネスツ・グルビス(ラトビア)に、7-6(2)、6-3のストレートで勝利する大金星を挙げました。 続いて、世界ランク135位のズベレフは、大会第5シードで同ランク11位の、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に惜しくも敗れたものの、6-2,4-6,2-6の大接戦。 今季のウィンブルドンで、ベスト4入りしたディミトロフを相手に、勝利まであと一歩に迫りました。

2013年のジュニア2トップ

20141023_zverev_k1 photo:Carine06 ▲アレクサンダー・ズベレフ

コリッチは2013年の全米オープンジュニアの覇者で、ズベレフは2014年の全豪オープンジュニアの覇者。 2013年の世界ジュニアランクでは、ズベレフが1位、コリッチが2位と、共にジュニアの世界で実績を挙げ、期待されて来た逸材です。 しかし今季、2人は周囲の予想を上回るスピードで台頭してきています。

世界19位を倒したズベレフ

コリッチは8月の全米オープンで予選を勝ち上がると、本戦の初戦で世界ランク27位のルーカス・ロソル(チェコ)に勝利。 17歳にして、四大大会で1勝を挙げています。 対するズベレフも、7月のベット・アット・ホーム・オープンで、世界ランク19位のミハエル・ユーズニー(ロシア)に勝利するなど、快進撃を演じて、ATPツアーの中でもグレードの高い同大会で、ベスト4に進出する大活躍を果たしました。

見せたコリッチの才能

今回のグルビスとの一戦で、コリッチが見せたスーパープレーがこちら。 くるりと一回転しながら、正確なコントロールで打ち抜くトリックショットに、間違いないセンスを感じます。 20141022_coric_k1 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

勝利したコリッチは2回戦で、世界ランク66位のアンドレイ・ゴルベフ(カザフスタン)と対戦します。 近い将来、おそらく世界の上位に名を連ねるであろう、コリッチとズベレフ。2人の17歳に、今後も要注目です。 [sns]