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ウォズニアッキが狙う、最終戦のタイトル

20141022_wozniacki_k3 photo:VOXSPORTS VOXER

20日から始まった、女子ツアーの年間ランク上位8人で争われる最終戦、BNPパリバ・WTAファイナルズ。 4人ずつの2グループに分かれて行う、ラウンドロビンの初戦で、世界ランク8位のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、同ランク2位のマリア・シャラポワ(ロシア)に、7-6(4),6-7(5),6-2の大激戦の末に勝利。価値ある1勝を手にしました。 四大大会などのビッグタイトルを、あと一歩で逃し続け、「無冠の女王」とも呼ばれる、元世界ランク1位のウォズニアッキ。 今季も、四大大会は惜しくも獲れず。最終戦に全てを懸け、自身初のビッグタイトル獲得を狙います。

ジュニア、プロ、両方の頂点に立っても...。

20141022_wozniacki_k4 photo:Tatiana

世界ランク1位という偉大な実績があるにも関わらず「無冠の女王」という、ネガティブなイメージが付いて回るウォズニアッキを見ると、彼女のジュニア時代を思い出します。 2006年、ウィンブルドンのジュニアチャンピオンとなり、ジュニアの頂点に立った際も、ウォズニアッキはプロの世界では厳しいと言われていました。 確かに、豪快なパワーテニスが活躍する現代の女子テニス界で、ウォズニアッキの拾って拾って拾いまくる、ディフェンシブなスタイルは、主流ではないのかもしれません。 しかしウォズニアッキは、そんな周囲の予想をひっくり返しました。 ジュニア時代から更に凄みを増したディフェンス力は「北欧の壁」とも名付けられ、プロの世界でもNo.1にまで登り詰めたのです。

シャラポワのパワーテニスを粘って攻略

シャラポワに勝利したこの試合でも、シャラポワの攻撃をひたすら拾いまくります。 前後に... 20141022_wozniacki_k2 左右に... 20141022_wozniacki_k1 全てのボールに食らいつき、ここぞという場面でカウンターを狙います! この試合のハイライトがこちら。

Original:WTA

今季はマラソンにも挑戦するなど、自らの武器である体力と精神力を、とことんまで鍛え続けるウォズニアッキ。 シャラポワやブシャールのような、爽快な攻撃力はなく、決して派手ではありませんが、結果で全てを証明する。ウォズニアッキというテニス選手からは、人一倍、熱い闘志が伝わってきます。 [sns]