今日はちょっと息抜きな特集、アジアシーズンが行われたこの3週間で最もポイントを稼いだ選手を調べてみました。今回はランキングポイントの増減ではなく純粋に稼いだポイントで計算しています。手計算のため間違い、抜け等あるかと思いますがご容赦ください。  まずは20位~11位から。  180Pは500大会ベスト4,MSベスト8の成績であり、その半分の90Pというのは250大会ベスト4,500大会ベスト8,MSベスト16に当たります。一般的なトップ選手は3週間で180Pも稼げればとりあえず満足ではないかと思います。しかしフェレールのような選手にとってはこのポイントでは物足りません、2週連続の初戦敗退が響いてしまいました。  ちなみにポイント量の感覚ってのがイマイチわからない方は今週ちょうど「1000P=40位」なのでこれを基準に考えてみるとよいかと思います。  この中で200P越えしている上位3人はいずれも1大会で素晴らしい成績を残して一気にポイント稼ぎに成功したパターンとなっています。クリザンはで予選から勝ち進みベスト4に入る快挙で一気に200P稼いでいます。この調子でさらにランキングを上げられるでしょうか。  さあ次はトップ10を見てみます。錦織は果たして何位でしょうか。  2大会連続優勝の錦織は…なんと…4位でした。もっと上だろと思った方も多いと思います。錦織の上に来ている上位3人はいずれも上海で準決勝以上に進出しているという共通点があります、やはりここが大きいのです。たとえばシモンは上海準優勝で錦織の楽天優勝(500P)を上回る600P入っています。とはいえ2~4位のポイントはわずか100P差であり大差ありません、錦織のアジアシーズンは大成功だったと言ってよいでしょう。  しかしたった1大会しか出てないフェデラーがアジアシーズン1位というのを見てしまうと、MSのポイントは非常に大きいのだということを実感せざるを得ません。今年のマドリッドではあと一歩のところで快挙を逃した錦織ですが、今後早いうちにぜひMS制覇を達成してほしいところです。錦織の実力なら届かない場所ではありません。  ところで10位の「クエリー」って選手、元はトップ20にいた実力者ですが、一度もアジアシーズンで見かけていないのにここにいます。3週連続チャレンジャー(以下CH)優勝の影響でランクインしているのです。敢えて触れませんでしたが実は一つ上の表にいたスタコフスキやラッコもCHを転戦していた選手です。CHでも好成績を残せばこれぐらいのポイントを稼ぐことができるのです。ならばずっとCH回っていればそのうちトップ20とか入れそうですが、上位選手になってしまうと「義務大会」という縛りが生じてくるのでこれを防ぐことができる、という仕組みになっています。とはいえ縛りを受けない順位の選手、もしくは日程に余裕があるときのCH参戦は有効なポイント稼ぎの手段の一つであることは間違いないでしょう。  最後に最終戦争い6選手のアジアシーズンポイント一覧です。 文句なしでしょう!!