フェデラーが天敵シモンとの接戦を制す
photo:Marianne Bevis
12日に行われた上海マスターズ男子シングルス決勝で、世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)が、同ランク29位のジル・シモン(フランス)を、7-6(6),7-6(2)の接戦の末に下して、同大会初優勝を果たしました。 シモンは2008年に、当時圧倒的な強さを誇ったフェデラーから2連勝し、フェデラーキラーとして名を馳せた選手。 2011年の全豪オープンや、2013年の全仏オープンでも、フェデラーが勝利こそしたものの、試合はフルセットの大接戦となっていました。 この試合も、両セットタイブレークにもつれ込みましたが、要所でリターンを叩くなど、攻撃的なプレーを成功させたフェデラーが紙一重で制し、ストレートで試合を決めました。流れるようなフェデラーの攻撃
この試合でフェデラーが見せた、美しすぎる攻撃がこちら。 回り込んで、得意のフォアでダウンザラインに強打!ここから一気に、攻撃のスイッチが入ります! シモンのディフェンスに対して、畳み掛けるように、もう一度フォアのダウンザライン! そのままネットに詰めるフェデラー。 追い込まれたところから放った、シモンのカウンターも素晴らしいですが、勢いを殺して、芸術的なドロップボレーを沈めます! まさに、テニスのお手本のようなパターンです! 動画がこちら。Original:ATPWorldTour