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錦織がラオニッチとの死闘を制して優勝!

20141005_nishikori_k9 5日に行われた楽天ジャパン・オープン男子シングルス決勝で、世界ランク7位の錦織圭が、同ランク8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に、7-6(5),4-6,6-4のフルセットで勝利し、同大会2年ぶりの優勝を果たしました。 現テニス界最強のビッグサーバーとも言われる、ラオニッチの超高速サーブに苦しめられた錦織ですが、数少ないチャンスをモノにして見事、同世代のライバルを打ち破りました。

接戦の第1セットを奪った衝撃のパス!

互いにブレイクを許さず、タイブレークに突入した第1セット。この試合の行方を大きく占う勝負所で、錦織が放った絶妙なパッシングショットに、会場中が興奮しました。 タイブレークポイントを6-5とし、セットポイントを迎えた錦織ですが、ラオニッチはここで、時速223キロの超高速サーブを放ちます! なんとか飛びついて返す錦織! 20141005_nishikori_k6 しかし、ぽっかりと空いたオープンコートに、ラオニッチはアプローチショットを打って前に詰めます! 20141005_nishikori_k7 大きく振られ、苦しい体勢の錦織ですが、ここからこの日一番のスーパショットを披露! 20141005_nishikori_k8 この一発で、接戦の第1セットを奪った錦織!スタジアムは大歓声に包まれました! 動画がこちら。

Original:ATPWorldTour

ラオニッチのように、一発で主導権が握れるビッグサーブは、錦織にはありません。 それでも一球一球丁寧にラリーし、どんなボールにも食らいついて相手より粘り、ここぞというタイミングで形勢を逆転する、まさに肉を切らせて骨を断つのが、錦織の強さです。 今季、大きく才能が開花したファイター、錦織圭の勢いは止まるところを知りません! [sns]