20141004_nishikori_k0
[sns]

錦織が大激戦を制す

20141004_nishikori_k2 Original:Graham Huntley

4日に行われた楽天ジャパン・オープン男子シングルス準決勝で、世界ランク7位の錦織圭が、同ランク62位のベンジャミン・ベッカー(ドイツ)に、4-6,6-0,7-6(2)の逆転で勝利し、同大会2年ぶりの決勝進出を果たしました。 錦織は準優勝を果たした全米オープン、優勝を果たしたマレーシアオープンに続いての試合ということもあり、疲労が蓄積。 内山靖崇と組んだダブルスは、右でん部に発症した痛みで棄権するなど、コンディションに不安を抱える中での試合でした。 対するベッカーは、今大会ノーシードから勝ち上がった、勢いのある選手。 流れが行き来するシーソーゲームとなりましたが、最終セットのタイブレークで地力を見せた錦織が、土壇場で好プレーを連発。大接戦の末に勝利を納めました。 この試合の最終セット、ハイライト映像がこちら。

Original:TENNIS HD2

錦織とラオニッチが5度目の対戦

20141004_nishikoriraonic_k1 photo:New York National Guard

錦織が決勝で対戦するのは、世界ランク8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。 24歳の錦織と23歳のラオニッチは、共にツアーを牽引する若手選手の代表格で、これまでに4度も、大舞台で顔を合わせてきました。 対戦成績は、錦織の3勝1敗。初対戦となった2012年の今大会決勝では、フルセットの末に錦織が勝利して、優勝を果たしました。

大会通じてブレイクわずか1本の高速サーブ

20141004_raonic_k1 photo:Martin Kalfatovic

ラオニッチは今大会、これまで全ての試合をストレートで勝利しています。 更に、自身のサービスゲームでブレイクされたのは、2回戦でユルゲン・メルツァー(オーストリア)に許した1ゲームのみ。 ラオニッチ攻略のためには、230キロを超えるこの圧倒的なサーブを、打ち破らなくてはなりません。

明日、錦織が大応援団の歓声を背に、最後の力を振り絞って、絶好調のライバル、ラオニッチと相対します。

[sns]